ガジェット2026年10月7日

【テクノロジー解説】「モノクローナル抗体」ってなに?ねらった1つの相手だけにくっつく抗体を、がん細胞と融合させた細胞で無限につくる。1975年に生まれた技術が、病気の検査や薬に(ノーベル賞1984・2018)

抗体は、ウイルスや細菌などの「相手」を見分けてくっつく、体の免疫のタンパク質です。1975年、ケーラー博士とミルスタイン博士は、抗体をつくる細胞をがん細胞の一種と融合させて「ハイブリドーマ」をつくり、ねらった相手だけにくっつく同じ抗体(モノクローナル抗体)をいくらでもつくれるようにしました(1984年ノーベル生理学・医学賞)。この技術は、病気の診断、物質の精製、そして治療に使われるようになりました。さらに、ウイルスを使って抗体を「進化」させる方法(2018年ノーベル化学賞)から生まれた薬は、2002年から関節リウマチなどの治療に使われています。

目次
  1. 抗体は、相手を見分ける「カギ」
  2. 1975年:「ハイブリドーマ」で、同じ抗体をいくらでも
  3. 何に使われる?(1984年の発表から)
  4. 2018年:ウイルスを使って、抗体を「進化」させる
  5. 抗体つながり
  6. まとめ

プレ男「抗体の薬」ってニュースで聞くけど、抗体を薬にするって、どういうこと?

メル美「モノクローナル抗体」っていう技術がもとになってるらしいよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回はモノクローナル抗体です。1984年のノーベル生理学・医学賞と2018年のノーベル化学賞の発表をもとにまとめました。

抗体は、相手を見分ける「カギ」

1975年:「ハイブリドーマ」で、同じ抗体をいくらでも

プレ男すぐ死んじゃう細胞と、死なない細胞を合体させたのか!

何に使われる?(1984年の発表から)

2018年:ウイルスを使って、抗体を「進化」させる

モノクローナル抗体は、ねらった1つの相手だけにくっつく同じ抗体です。1975年のハイブリドーマの技術で大量につくれるようになり、病気の診断や治療に使われるようになりました。

抗体つながり

プレ男抗体の薬の元をたどると、1975年のハイブリドーマにつながるんだね。

メル美検査にも治療にも使われてるのがすごいね。

抗体を実験室で「進化」させる技術は、進化を「試験管の中で」くり返すへ。

免疫のスイッチを入れる見はり役と司令塔は、体の防御は2段がまえへ。

まとめ


参考文献

  1. The Nobel Assembly at Karolinska Institutet. Press release: The Nobel Prize in Physiology or Medicine 1984. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/1984/press-release/ (閲覧日:2026年10月7日)
  2. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Chemistry 2018. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2018/press-release/ (閲覧日:2026年10月7日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。