ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】体の防御は2段がまえ:細菌の目じるしを見つける「見はり役」のセンサー(トル様受容体)と、次の部隊を動かす「司令塔」の樹状細胞。ハエの研究から見つかり、ワクチンやがんの治療の研究へ(2011年ノーベル生理学・医学賞)

わたしたちは細菌やウイルス、カビ、寄生虫にいつもねらわれています。体を守る免疫には、最初に働く「自然免疫」と、そのあとで働き、記憶もする「獲得免疫」の2段がまえがあります。2011年のノーベル生理学・医学賞は、その入り口のしくみを見つけた3人に贈られました。ホフマン博士はショウジョウバエで、ボイトラー博士はマウスで、病原体の目じるしを見つけて自然免疫を動かすセンサー(トル様受容体)を発見。スタインマン博士は1973年に「樹状細胞」を見つけ、獲得免疫のT細胞を動かす特別な力があることを示しました。

目次
  1. 体の防御は2段がまえ
  2. ハエで見つけた「見はり役」のセンサー
  3. 司令塔「樹状細胞」
  4. 何に役立つ?
  5. つながるテクノロジー
  6. まとめ

プレ男「免疫」って、体の中の警察みたいなもの?

メル美見はり役と、本隊と、そのあいだをつなぐ司令塔がいるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は免疫のスイッチです。2011年のノーベル生理学・医学賞の発表をもとにまとめました。

体の防御は2段がまえ

ハエで見つけた「見はり役」のセンサー

プレ男ハエと人で、同じような見はり役を使ってるのか!

司令塔「樹状細胞」

何に役立つ?

免疫は、病原体の目じるしを見つける見はり役のセンサー(トル様受容体)が自然免疫のスイッチを入れ、樹状細胞が司令塔としてT細胞を動かす、2段がまえで体を守っています。

つながるテクノロジー

プレ男見はり役と司令塔と本隊。体の中のチームワークってすごい。

メル美ハエの研究が人の免疫のなぞを解いたのもおもしろいね。

キラーT細胞が感染した細胞を見分けるしくみは、キラーT細胞は「ウイルスのかけら」と「自分の目じるし」をセットで見るへ。

まとめ


参考文献

  1. The Nobel Assembly at Karolinska Institutet. Press release: The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2011. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2011/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。