日本はモノよりも投資で稼ぐ国?:2025年度の経常収支は34兆5,218億円の黒字。海外からの利子・配当などの第一次所得収支が42兆2,809億円の黒字、貿易収支は1兆3,631億円で黒字に戻り、サービス収支は3兆8,777億円の赤字(財務省)
日本と海外とのお金の出入りを、財務省の「令和7年度中 国際収支状況(速報)の概要」(2026年5月13日)でまとめました。2025年度(2025年4月〜2026年3月)の経常収支は34兆5,218億円の黒字(前年度比+4兆4,902億円)。内訳は、第一次所得収支42兆2,809億円の黒字、貿易収支1兆3,631億円の黒字(輸出111兆3,451億円、輸入109兆9,820億円で黒字に転化)、サービス収支3兆8,777億円の赤字(その他サービス収支の赤字が拡大)、第二次所得収支5兆2,445億円の赤字。訪日外国人は約4,283万人(+10.2%)、原油価格は1バレル71.41ドル(−13.3%)。経常収支の見方と、為替・投資との関係、読み方の注意も。

プレ男日本って、車や電子部品を輸出して稼いでいる国だよね?

メル美財務省の統計だと、いまはモノの貿易より、海外への投資から入る利子や配当のほうがずっと大きいんだって
今回は、日本の国際収支です。財務省の「令和7年度中 国際収支状況(速報)の概要」(2026年5月13日)で確認しました(2026年10月12日閲覧)。
この記事は統計の説明です。特定の通貨や金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
経常収支とは
- 経常収支は、日本と海外との、モノ・サービスの取引や、投資から生まれる利子・配当などのお金の出入りをまとめたものです
- 主な内訳は次の4つです
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 貿易収支 | モノの輸出と輸入の差 |
| サービス収支 | 旅行、輸送、その他のサービスの受け取りと支払いの差 |
| 第一次所得収支 | 海外への投資から得る利子・配当などの受け取りと支払いの差 |
| 第二次所得収支 | 対価をともなわない、海外への送金などの差 |
2025年度の結果(速報)
| 項目 | 金額 | 前年度からの変化 |
|---|---|---|
| 経常収支 | 34兆5,218億円の黒字 | +4兆4,902億円(黒字幅拡大) |
| 第一次所得収支 | 42兆2,809億円の黒字 | +8,725億円(黒字幅拡大) |
| 貿易収支 | 1兆3,631億円の黒字 | +4兆3,940億円(黒字に転化) |
| サービス収支 | 3兆8,777億円の赤字 | −7,412億円(赤字幅拡大) |
| 第二次所得収支 | 5兆2,445億円の赤字 | −351億円(赤字幅拡大) |
- いちばん大きいのは、海外への投資からの第一次所得収支の黒字です
- 貿易収支は、輸出が111兆3,451億円(+3.3%)に増え、輸入が109兆9,820億円(−0.8%)に減って、黒字に戻りました
- サービス収支は、「その他サービス収支」の赤字が広がり、赤字が大きくなりました

プレ男モノの貿易の黒字より、投資の利子や配当のほうが30倍くらい大きいんだね
参考の数字(2025年度)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 訪日外国人旅行者数 | 4,282万9,443人(+10.2%) |
| 出国日本人数 | 1,489万9,608人(+10.5%) |
| 原油価格(ドルベース) | 1バレル71.41ドル(−13.3%) |
| 輸出で増えた主な品目(通関ベース) | 半導体等電子部品(+14.3%)、非鉄金属、原料品 |
あわせて読みたい数字
- 日本が海外に持つ資産の残高は日本の対外純資産は561兆円、東京の外為市場の大きさは東京の外国為替市場は1日4,402億ドル、国内の経済全体は日本のGDP(2026年4〜6月期)へ

メル美海外への投資からの利子や配当が、日本の大きな稼ぎになっているのね
読むときの注意
- 速報値で、あとで改定されることがあります
- 「年度」(4月〜翌年3月)の数字です。暦年(1〜12月)の数字とは違います
まとめ
- 2025年度の経常収支は34兆5,218億円の黒字
- いちばん大きいのは、利子・配当などの第一次所得収支(42兆2,809億円の黒字)
- 貿易収支は黒字に戻った(1兆3,631億円)
- サービス収支は3兆8,777億円の赤字で、赤字が拡大
- 数字は速報値、年度ベース
参考文献
- 財務省. 令和7年度中 国際収支状況(速報)の概要(2026年5月13日). https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/balance_of_payments/preliminary/pg2025fy.htm (閲覧日:2026年10月12日)
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