アメリカの政策金利(FRB):2026年9月16日、FOMCはフェデラルファンド金利の誘導目標を0.25%引き上げて3.75〜4.00%に。2024年9月から2025年12月まで6回の利下げのあと、初めての利上げ(米連邦準備制度理事会)
アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度(FRB)の政策金利を、FRBの発表「Federal Reserve issues FOMC statement」(2026年9月16日)と、FRBのサイトの誘導目標の変更履歴でまとめました。連邦公開市場委員会(FOMC)は12対0で、フェデラルファンド金利の誘導目標を0.25%引き上げて3.75〜4.00%にしました(9月17日から)。声明は、経済活動は堅調に拡大、インフレは高い水準が続いているとし、2%の目標への復帰を早めるための利上げとしています。誘導目標は2023年7月に5.25〜5.50%、2024年9月から2025年12月までの6回の利下げで3.50〜3.75%に。日本の投資家との関係と、読み方の注意も。

プレ男「FRBが利上げ」ってニュースで見たけど、日本に住んでいても関係あるの?

メル美米国株やドルの預金を持っている人には関係があるよね。2026年9月に、ずっと続いていた利下げのあと、久しぶりに利上げしたんだって
今回は、アメリカの政策金利です。アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度(FRB)の発表「Federal Reserve issues FOMC statement」(2026年9月16日)と、FRBのサイトにある誘導目標の変更履歴で確認しました(2026年10月12日閲覧)。
この記事は制度と発表内容の説明です。特定の通貨や金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
FRB と FOMC
- FRB(連邦準備制度理事会)は、アメリカの中央銀行の役割を担う組織です
- 金融政策は、FOMC(連邦公開市場委員会)という会議で決めます
- 政策金利は、銀行どうしが短期のお金を貸し借りするフェデラルファンド金利の「誘導目標」で、幅(たとえば3.75〜4.00%)で示します
2026年9月の決定
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表 | 2026年9月16日 |
| 決定 | フェデラルファンド金利の誘導目標を0.25%(25ベーシスポイント)引き上げ |
| 新しい誘導目標 | 3.75〜4.00%(9月17日から) |
| 投票 | 12対0(全員賛成) |
声明は、次のように説明しています(要旨)。
- 経済活動は堅調なペースで拡大している。地政学的な動きなどで不確実性は高いが、国内の支出は底堅い
- 雇用の増加は労働力の伸びに見合い、失業率はほとんど変わっていない
- インフレは高い水準が続いている。今回の決定は、2%の目標への復帰を早めることを支える

プレ男物価がなかなか下がらないから、金利を上げたんだね
誘導目標の動き
| 変更の日 | 変更 | 誘導目標 |
|---|---|---|
| 2023年7月27日 | +0.25% | 5.25〜5.50% |
| 2024年9月19日 | −0.50% | 4.75〜5.00% |
| 2024年11月8日 | −0.25% | 4.50〜4.75% |
| 2024年12月19日 | −0.25% | 4.25〜4.50% |
| 2025年9月18日 | −0.25% | 4.00〜4.25% |
| 2025年10月30日 | −0.25% | 3.75〜4.00% |
| 2025年12月11日 | −0.25% | 3.50〜3.75% |
| 2026年9月17日 | +0.25% | 3.75〜4.00% |
- 2024年9月から2025年12月までの6回の利下げのあと、2026年9月に利上げに転じました
- 日付は、FRBのサイトの変更履歴の表にある日付です
日本の投資家との関係
- 米国株・米国債・ドルの預金などを持つ人は、アメリカの金利の動きを知っておくと、ニュースを読みやすくなります(→外国株と為替)
- 日本の政策金利は日銀の政策金利と投資、日本の長期金利は長期金利(10年国債の利回り)はどこまで上がった?へ

メル美日本の金利だけじゃなくて、アメリカの金利の動きも見ておくといいのね
読むときの注意
- 声明の日本語は、この記事での要旨の訳です。正確な内容は英語の原文で確かめてください
- 誘導目標は短期の金利の目標です。住宅ローンや国債の利回りなどの長い期間の金利は、市場で決まり、同じように動くとは限りません
- 金利の決定と、株価や為替の動きの関係は、そのときどきで違います
まとめ
- アメリカの政策金利は、FOMCが決めるフェデラルファンド金利の誘導目標
- 2026年9月16日、0.25%の利上げで3.75〜4.00%に(12対0)
- 理由は、インフレが高い水準で続いていること
- 2024年9月〜2025年12月の6回の利下げのあと、初めての利上げ
- 米国株・ドルの資産を持つ人は、日米の金利の動きを両方見ておく
参考文献
- Board of Governors of the Federal Reserve System. Federal Reserve issues FOMC statement(2026年9月16日). https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20260916a.htm (閲覧日:2026年10月12日)
- Board of Governors of the Federal Reserve System. Open Market Operations(FOMC’s target federal funds rate or range, change and level). https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/openmarket.htm (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。