株式投資2026年10月7日

外国株と為替:米国株などを持つと、株価に加えて円高・円安でも円での価値が変わる。配当は外国と日本で二重に課税されることがあり、確定申告の外国税額控除で取り戻せる場合も。米国株の配当にかかる米国の税は、日米租税条約で原則10%

外国株に投資するときの為替と税金のしくみを、国税庁タックスアンサーNo.1240(居住者に係る外国税額控除)と財務省「日米租税条約のポイント」でまとめました。外国株の円での価値は、株価(現地通貨)×為替レートで決まるため、株価が同じでも円高になれば円での価値は下がります。外国株の配当には、まず現地の国で税金がかかり、日本でも課税されます。日米租税条約では、持株割合10%未満の一般の投資家が受け取るポートフォリオ配当の米国での課税は10%。二重に課税された分は、確定申告で外国税額控除を使うと、控除限度額の範囲で日本の所得税から差し引けます。

目次
  1. 円での価値は「株価×為替」
  2. 配当の税金:二重にかかることがある
  3. 二重課税を取り戻す:外国税額控除
  4. そのほか気をつけたいこと
  5. まとめ

プレ男アメリカの株を買ったら、株価は上がったのに円で見たら損してた…なんで?

メル美たぶん円高になったからだよ。それと、配当の税金も日本の株とちがうらしい

今回は、外国株と為替・税金です。税金は国税庁タックスアンサー No.1240「居住者に係る外国税額控除」、条約は財務省「日米租税条約のポイント」で確認しました。

この記事はしくみの説明です。特定の国・銘柄・証券会社をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

円での価値は「株価×為替」

外国株(たとえば米国株)の円での価値は、

株価(ドル)× 為替レート(1ドル=何円)

で決まります。

計算例

あくまで仮の計算です(手数料・税金は入れていません)。株価100ドルの米国株を1株、1ドル150円のときに買ったとします(1万5,000円)。

その後 株価 為替 円での価値 損益
株価も為替も変わらない 100ドル 150円 1万5,000円 0円
株価が10%上がり、円高に 110ドル 130円 1万4,300円 −700円
株価は変わらず、円安に 100ドル 165円 1万6,500円 +1,500円

配当の税金:二重にかかることがある

米国株の場合:日米租税条約で10%

財務省「日米租税条約のポイント」によると、配当にかかる源泉地国(米国株なら米国)の税率は次のとおりです。

配当の種類 旧条約 改正後の条約
親子間配当(持株割合50%超) 10% 免税
親子間配当(持株割合10%以上50%以下) 10% 5%
ポートフォリオ配当(その他) 15% 10%

二重課税を取り戻す:外国税額控除

国税庁 No.1240 によると、

NISAで外国株を持つと

プレ男配当はアメリカで10%、日本で約20%。確定申告すれば一部戻ってくることもあるのか

そのほか気をつけたいこと

ユーロ圏の政策金利の動きはユーロ圏の政策金利(ECB)も参考にしてください。

まとめ


参考文献

  1. 国税庁. No.1240 居住者に係る外国税額控除. https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1240.htm (閲覧日:2026年10月7日)
  2. 財務省. 日米租税条約のポイント. https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/international/tax_convention/press_release/sy151107_index.htm (閲覧日:2026年10月7日)

この記事は投資についての一般的な情報提供を目的としたもので、特定の銘柄・金融商品の売買をすすめるものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。