しあわせ家族計画

週末アクティビティ

親子でトランポリンパークへ行く前に骨折や頸椎骨折の重大事故も。宙返りはしない、1台に1人、高い台から飛び降りない。「安全な跳び方を案内されなかった」は54.0%。監視員がいるか確かめよう

2026年10月22日

トランポリンが並ぶ遊戯施設(トランポリンパーク)は親子で楽しめる一方、骨折や神経損傷などの事故が起きています。消費者庁は2020年と2022年に注意をよびかけ、消費者安全調査委員会は2023年4月に調査報告書をまとめました。報告書によると、宙返りでの頸椎骨折、高さ1.3mの壁から2人で飛び降りての骨折などの重大事故があり、トランポリンパークで遊んだ・子どもを連れて行った人の54.0%が、安全な跳び方を案内されていない、または記憶がないと答えました。宙返りをしない、1台に1人、監視員のいる施設を選ぶなど、国の資料のポイントをまとめました。

目次
  1. トランポリンは、着地のときに大きな力がかかる
  2. どんな事故が起きている?
  3. 利用者アンケートでわかったこと
  4. 親子で遊ぶときのポイント
  5. 家の中のトランポリンも
  6. まとめ

メル美雨の週末は、子どもとトランポリンがたくさんある屋内施設に行ってみない?

プレ男いいね!パパもひさしぶりに宙返りを見せちゃおうかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、トランポリンが並ぶ遊戯施設(トランポリンパーク)を親子で安全に楽しむ話です。消費者庁「トランポリンパークでの事故が続いています!」(2022年4月26日)と、消費者安全調査委員会「事故等原因調査報告書【概要】―トランポリンパーク等での事故―」(2023年4月20日)などをもとにまとめました。

トランポリンは、着地のときに大きな力がかかる

消費者安全調査委員会の報告書によると、

プレ男体重の何倍もの力が一瞬で…。子どもと一緒に同じトランポリンで跳ぶのも危ないんだ。

どんな事故が起きている?

報告書でとりあげられた重大事故(けがの重い事故)の例です。

年 内容
2020年 友人の宙返りを見て自分も宙返り。手のひらで受け止めて頭から落ち、ひじの脱臼骨折(10歳代)
2021年 トランポリンから宙返りでフォームピット(スポンジを敷きつめた穴)に飛びこみ、頭から突っこんで底の硬い床に頭を打ち、首の骨(頸椎)を骨折(20歳代)
2021年 高さ1.3mの壁の上から2人で同時にトランポリンに飛び降り、腕の骨を骨折(10歳代)

利用者アンケートでわかったこと

報告書のアンケート(インターネット調査、1,000人)では、

親子で遊ぶときのポイント

消費者庁(2022年4月)と、消費者庁「みんなの消費安全ナビ Vol.683」(2026年4月24日)のよびかけです。

  1. 施設の利用規約、注意事項・禁止事項をよく確かめて守る。服装などにルールがある施設もあります
  2. はじめての人は、低めの高さから少しずつ体を慣らす。いきなり高く跳ばない
  3. 宙返りなどの危険な技はしない。宙返りは、技術を持った指導者の監督のもとで練習するものです。周りの人や動画を見て「かっこいい」「簡単にできそう」と思っても、挑戦しないでください
  4. 1つのトランポリンは1人ずつ。2人以上だと、ぶつかったり、1人のときより高く速く跳んでしまったりします
  5. 周りで遊ぶ人の動きにも注意。自分が安全に遊んでいても、巻きぞえでけがをすることがあります
  6. 監視員がいて、十分に見守っている施設を選ぶ。安全対策が十分か、ウェブサイトなどで事前に調べておきましょう
  7. 対象年齢や人数制限を確かめ、幼い子どもには保護者が付き添う。混んでいるときは無理に使わない
  8. 施設の管理に疑問や危険を感じたら、遊ぶのをやめて施設に申し出る。困ったときは消費者ホットライン188へ
  9. けがをしたら、施設の管理者に知らせ、病院を受診してください

重大な事故の多くは、宙返りや、高い台からの飛び降り、2人以上での同時の跳躍で起きています。「1台に1人、宙返りはしない」を親子の約束にしてください。

プレ男宙返りを見せるのはやめておくよ…。まずはパパも低く跳ぶところから。

家の中のトランポリンも

まとめ


参考文献

  1. 消費者安全調査委員会. 消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書【概要】―トランポリンパーク等での事故―(2023年4月20日). https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_020/assets/csic_cms101_230426_04.pdf (閲覧日:2026年10月22日)
  2. 消費者庁. トランポリンパークでの事故が続いています!―施設の注意事項・禁止事項等をよく確認し、安全に遊ぶようにしましょう―(2022年4月26日). https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_059/assets/consumer_safety_cms205_220426_01.pdf (閲覧日:2026年10月22日)
  3. 消費者庁. みんなの消費安全ナビ Vol.683 遊戯施設での事故にご注意を!ー行楽シーズンは安全に楽しみましょうー(2026年4月24日). https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20260424/ (閲覧日:2026年10月22日)
  4. 消費者庁. 子ども安全メール Vol.518 家庭用の室内遊具で遊ぶときは安全対策を!(2020年8月27日). https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20200827/ (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。