しあわせ家族計画

1〜5歳子どもとの時間

公園の遊具で安全に遊ぶ事故の約7割は6歳以下、いちばん多いのは滑り台。ひもやフード付きの服、かばん、ランドセルは引っかかって首がしまることも。国の指針の「リスク」と「ハザード」の考え方

2026年10月22日

消費者庁に寄せられた12歳以下の子どもの遊具の事故は1,518件(2009年9月〜2015年12月)、入院が必要などの事故が3割近く(397件)を占め、年齢がわかるもののうち約7割が6歳以下でした。遊具の種類では滑り台が最も多く、春に多くなっています。国土交通省の指針は、子どもが判断できる危険(リスク)は遊びの価値、判断できない危険(ハザード)は取り除くものとしています。対象年齢を守る、6歳以下には保護者が付き添う、ひもやフードのある服・かばんに注意するなど、国の資料のポイントをまとめました。

目次
  1. 遊具の事故は、6歳以下が約7割
  2. 実際にあった事故
  3. 「リスク」と「ハザード」
  4. 親ができること
  5. まとめ

プレ男2歳の娘が、公園の大きな滑り台に登りたがるんだ。危なそうだけど、止めてばかりなのもかわいそうで。

メル美わかる。どこまで見守って、どこから止めればいいんだろうね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、公園の遊具で安全に遊ぶ話です。消費者庁「遊具による子供の事故に御注意!」(2016年2月10日)、「子ども安全メール Vol.623」(2023年3月28日)、国土交通省「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂第2版)」(2014年6月)をもとにまとめました。

遊具の事故は、6歳以下が約7割

消費者庁には、12歳以下の子どもの遊具の事故が1,518件寄せられています(2009年9月〜2015年12月の登録分)。

メル美滑り台がいちばん多いんだ。いつもの遊具だからこそ、気をつけないとね。

実際にあった事故

消費者庁が紹介している例です。

「リスク」と「ハザード」

国土交通省の指針は、遊びの危険を2つに分けて考えています。

指針では、ハザードの例として、ふざけて押す・突き飛ばす、動く遊具に近づく、幼児が小学生用の遊具で遊ぶ(保護者に勧められて遊ぶ場合もふくむ)、ひものついた服やマフラー、ヘルメット、ランドセル、サンダル、脱げやすい靴のまま遊ぶ、携帯電話をネックストラップで首から下げたまま遊ぶ、などをあげています。

子どもが自分で判断できる小さな挑戦は、遊びの大切な価値です。そのうえで、服のひもや年齢に合わない遊具など、子どもが判断できない危険は大人が取りのぞきましょう。

親ができること

消費者庁のよびかけです。

  1. 施設や遊具の対象年齢を守る。年齢や遊びの難しさ、経験に合わせて選ぶ
  2. 6歳以下の幼児には保護者が付き添う。保護者がいても、目を離した瞬間の事故も起きています。特に小さな子が高さのある遊具を使うときは、そばで介助を
  3. 危険な遊び方をさせない。周りの子に押されて落ちる事故も。遊具ごとの正しい遊び方を教え、順番待ちでふざけて押したりしない
  4. 服装と持ち物に注意。ひもやフード付きの服、水筒やかばんのひもやベルトが遊具に引っかかり、首がしまる事故につながるおそれがあります。宙づりになったら、無理に引っぱらず、すぐ体を支えて119番
  5. 天気に気をつける(前日からの雨でぬれた雲ていで、手がすべって落ちた例もあります)
  6. 遊具のこわれや不具合を見つけたら、使わずに管理者に連絡する
  7. 日本公園施設業協会の認証マーク(SPマーク)も、遊具を使うときの参考になります

プレ男娘が登るときは、すぐ下で手を出せるところにいる。フードつきの上着は脱がせて、水筒はベンチに置いていこう。

まとめ


参考文献

  1. 消費者庁. 遊具による子供の事故に御注意!(2016年2月10日). https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/160210kouhyou_1.pdf (閲覧日:2026年10月22日)
  2. 消費者庁. 子ども安全メール Vol.623 公園等の遊具からの転落事故などに気を付けましょう!(2023年3月28日). https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20230328/ (閲覧日:2026年10月22日)
  3. 国土交通省. 都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂第2版)(2014年6月). https://www.mlit.go.jp/common/000022126.pdf (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。