
メル美姉の子が、テーブルクロスを引っぱって、お茶をこぼしそうになったんだって。ヒヤッとしたって。

プレ男赤ちゃんって、思いもよらないところに手が届くよね…。家の中で気をつけることって何だろう。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、家の中の子どものやけど・転落の話です。こども家庭庁の「こどもの事故防止ハンドブック」をもとにまとめました。
やけどを防ぐ
| 原因 | 年齢の目安 | 予防の工夫 |
|---|---|---|
| お茶・みそ汁・カップ麺 | 0〜2歳ごろ | 熱い飲みもの・汁物はテーブルの中央に。子どもを抱っこしたまま扱わない。テーブルクロスやランチョンマットは使わない(引っぱって倒す原因に) |
| 電気ケトル・ポット・炊飯器・ウォーターサーバー | 0〜2歳ごろ | ケトルやポットは倒れても中身がこぼれない製品を。コードも含めて手の届かない場所に。炊飯器の蒸気にも注意。ウォーターサーバーはチャイルドロックを確実に |
| 暖房器具・スチーム式加湿器 | 0〜2歳ごろ | 床置きの暖房器具は安全柵で囲む。湯たんぽや電気カーペットは長時間使わない(低温やけど)。加湿器は倒れても熱湯がこぼれない製品を |
| フライパン・なべ・アイロン | 0〜2歳ごろ | 調理後も高温。取っ手は奥に向ける。キッチンにゲートを。ヘアアイロンも使ったらすぐ片づける |
| ライター・花火 | 2〜6歳ごろ | 子どもが操作しにくい機能(チャイルドレジスタンス)のあるPSCマーク付きライターを、手の届かない場所に。花火は大人が必ず付き添う |
| スマホなどの充電器 | 0〜6歳ごろ | 端子の異常発熱や発火のおそれ。充電は手の届かない場所で、コンセントに差しっぱなしにしない |

プレ男テーブルクロスやランチョンマットも、危ないことがあるんだ。
転落を防ぐ
| 場所 | 年齢の目安 | 予防の工夫 |
|---|---|---|
| 大人用ベッド・ソファ | 0〜1歳ごろ | 2歳になるまでは、できるだけ大人用ベッドを使わない。ソファで寝かせない。転落防止でもやわらかいクッションは周りに置かない(窒息のおそれ) |
| ベビーベッド・おむつ替えの台 | 0〜1歳ごろ | ベビーベッドは常に柵を上げる。おむつ替えは事前に準備し、片づけは子どもを降ろしてから。ベルトをしても確実な転落防止にはならない |
| 椅子・ハイチェア | 0〜1歳ごろ | 安全ベルトを必ず。椅子の上で立たせない、椅子で遊ばせない |
| 階段・段差 | 0〜1歳ごろ | ハイハイのころから転落防止の柵を。閉め忘れない、子どもが開けられないようにロック |
| ベランダ | 1歳以上 | ベランダを遊び場にしない。植木鉢や椅子など踏み台になるものを置かない。エアコンの室外機は手すりから60cm以上離すか上からつるす。子どもだけを家に残して外出しない |
| 窓・出窓 | 1歳以上 | 補助錠やストッパーで大きく開かないように。窓の近くにベッドやソファを置かない。網戸に寄りかからないよう柵を |
| 浴槽のふた・洗濯機の上 | 0〜1歳ごろ | ふたの上で沐浴させたり、洗濯機の上に寝かせたりしない。寝かせるなら床など落ちる心配のない場所に |

0〜2歳ごろは、テーブルの熱い汁物や電気ケトルなどでのやけど、ベッドやソファからの転落が起こりやすい時期です。熱い汁物はテーブルの中央に、2歳までは大人用ベッドを避けるなど、できる工夫から取り入れましょう。
やけどをしてしまったら
- すぐに10〜20分以上冷やす。刺激を避けるため、容器にためた水で冷やし、水道水やシャワーを直接当てない
- 服の上から熱湯などがかかったときは、脱がさずに服の上から冷やす
- 全身の広い範囲・顔などのやけど:すぐに救急車
- 片足・片腕以上の広い範囲:救急車を呼ぶか、至急病院へ
- 手のひら以上の範囲や水ぶくれ:つぶさないようにして病院へ
- 市販の冷却シートは、やけどの手当てには使えません
- 電気カーペットなどによる低温やけどは、見た目より重いことがあります。悪化したり痛がることが続いたりしたら受診を
頭を打ったら
- 意識がない、出血がひどい、くり返し吐く:救急車を呼ぶか、至急病院へ
- 顔色が悪く元気がない:小児科や脳外科を受診
- 意識があって元気なときも、1〜2日は安静にして様子を見ます
- 迷ったときは #8000(子ども医療電話相談)に相談を(#8000)

メル美姉の家のテーブルクロス、しばらくしまってもらおう。電気ケトルの置き場所も見直さなきゃね。
- 挟む・切るなど、ほかの家の中のけがは意外と多い子どもの「挟む・切る」事故の記事もどうぞ
まとめ
- 熱い汁物はテーブルの中央、テーブルクロスは使わない、電気ケトルはコードごと手の届かない場所に
- 暖房器具は柵、低温やけどにも注意。充電器は差しっぱなしにしない
- 2歳までは大人用ベッドを避ける、ソファで寝かせない、ベビーベッドの柵は常に上げる
- ベランダに踏み台を置かない、窓に補助錠、子どもだけで留守番させない
- やけどはすぐ10〜20分以上冷やす。顔・広範囲は救急車
参考文献
- こども家庭庁. やけど事故(こどもの事故防止ハンドブック). https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook/content-3 (閲覧日:2026年9月29日)
- こども家庭庁. 転落・転倒事故(こどもの事故防止ハンドブック). https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook/content-4 (閲覧日:2026年9月29日)
- こども家庭庁. もしもの時の「応急手当方法」(こどもの事故防止ハンドブック). https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook/content-7 (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。