しあわせ家族計画

0〜1歳子どもとの時間

赤ちゃんが安全に眠れるようにSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを下げる3つのポイントと、睡眠中の窒息を防ぐ5つの工夫。1歳までは「あおむけ」、周りの大人は禁煙

2026年9月29日

こども家庭庁によると、SIDS(乳幼児突然死症候群)は、それまで何のきざしもない赤ちゃんが眠っているあいだに亡くなる原因不明の病気で、2024年には55人が亡くなり、乳児期の死亡原因の第3位です。予防法は確立していませんが、1歳まではあおむけに寝かせる、無理のない範囲で母乳育児、たばこをやめる、の3つでリスクが下がることがわかっています。硬めの寝具、掛け布団を使わない、寝床に物を置かないなど、窒息を防ぐ工夫もまとめました。

目次
  1. SIDS(乳幼児突然死症候群)とは
  2. リスクを下げる3つのポイント
  3. 睡眠中の窒息を防ぐ5つの工夫
  4. すべてを完璧にしなくていい
  5. まとめ

メル美姉の赤ちゃん、うつぶせのほうがよく寝るからって、うつぶせで寝かせてるみたい。大丈夫なのかな。

プレ男かわいいぬいぐるみをベビーベッドに入れてあげようと思ってたんだけど、それもよくないのかな?

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、赤ちゃんの安全な眠りの話です。こども家庭庁の「赤ちゃんが安全に眠れるように」をもとにまとめました。これから親になる人にも、赤ちゃんに関わる家族にも知ってほしいことです。

SIDS(乳幼児突然死症候群)とは

リスクを下げる3つのポイント

予防法は確立していませんが、次の3つを守ると発症のリスクが下がることが研究で示されています。

  1. 1歳になるまでは、あおむけに寝かせる:うつぶせでもあおむけでも起こりますが、あおむけのほうが発症率が低いことがわかっています。医学上の理由でうつぶせを勧められている場合をのぞき、顔が見えるあおむけに。睡眠中の窒息を防ぐうえでも有効です
  2. 無理のない範囲で母乳育児を:母乳で育てられている赤ちゃんのほうが発症率が低いことがわかっています。ただし、さまざまな事情で母乳育児ができない人もいます。授乳に不安があれば、授乳支援をしている病院(産科・小児科など)や保健センターに相談しましょう
  3. たばこをやめる:赤ちゃんの周りで誰かがたばこを吸うと、発症率が高くなります。妊婦さん自身の喫煙や、妊婦さんが副流煙を吸う受動喫煙も、生まれたあとのSIDSの要因になります。子どもに関わるすべての大人は、喫煙をやめましょう(加熱式たばこ)

プレ男たばこは、パパや周りの大人の問題でもあるんだね。

睡眠中の窒息を防ぐ5つの工夫

  1. 寝具は硬めで平らなものを:やわらかいクッションや傾斜のあるマットレスは避け、体が沈まない布団やマットレスに
  2. 温度の調整は着るもので:掛け布団が顔にかかると窒息のおそれがあります。1歳までは掛け布団を使わず、スリーパーなどの着るものや空調で調整を
  3. 寝床には何も置かない:ぬいぐるみやタオルなども窒息のリスクに。赤ちゃんの周りはシンプルに
  4. 睡眠用の製品は正しく使う:ベビーベッドやベッド柵は、国の安全基準の検査に合格した製品を選び、説明書の対象年齢や使い方を確認
  5. 赤ちゃん専用の寝床を:大人の体でおおいかぶさったり、口や鼻をふさいだりするおそれがある添い寝には注意。とくに、添い寝する人が眠気を起こす薬を飲んでいるとき、お酒を飲んだとき、赤ちゃんが早産・低出生体重で生まれたときは危険です

SIDSの予防法は確立していませんが、1歳まではあおむけに寝かせる、無理のない範囲で母乳育児、周りの大人がたばこをやめる、の3つでリスクが下がることがわかっています。

すべてを完璧にしなくていい

メル美姉にも教えてあげる。ぬいぐるみは、起きているときに一緒に遊ぶ用にしようね。

まとめ


参考文献

  1. こども家庭庁. 赤ちゃんが安全に眠れるように 1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ. https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids/ (閲覧日:2026年9月29日)
  2. こども家庭庁. 11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です(令和7年10月31日). https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/0717ee9f-4180-4240-bc82-ed0669464687/e294a7f5/20251031press-0717ee9f-4180-4240-bc82-ed0669464687-01.pdf (閲覧日:2026年9月29日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。