大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

夏目漱石『三四郎』熊本から上京した23歳の大学生が、池のほとりで団扇をかざす女・美禰子に出会う。「迷える子(ストレイ・シープ)――わかって?」。借りたままの30円、ヘリオトロープの香水、そして展覧会の絵「森の女」

No.1762026年10月22日

夏目漱石の長編『三四郎』(明治41年、朝日新聞に連載)。九州から東京の大学へ入った小川三四郎は、大学の池のほとりで、団扇をかざして丘に立つ女・里見美禰子に出会います。菊人形見物の日、人ごみをはなれた小川のほとりで、美禰子は「迷子の英訳を知っていらしって」「迷える子――わかって?」と言いました。銀行で引き出した30円、二人で選んだヘリオトロープの香水、会堂の前の別れの言葉「我はわが愆を知る」、展覧会の絵「森の女」の前で三四郎がくりかえす「迷羊、迷羊」まで、青空文庫の原文で紹介します。

目次
  1. 汽車の女「度胸のないかたですね」
  2. 池のほとりの女
  3. 「迷える子――わかって?」
  4. 30円と、ヘリオトロープ
  5. 「結婚なさるそうですね」
  6. 「森の女」の前で
  7. まとめ

プレ男東大の「三四郎池」って、夏目漱石の小説から名前がついたんでしょ?どんな話なの?

メル美上京したての大学生が、つかみどころのない女の人に恋をする話みたい。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、夏目漱石の長編『三四郎』です。青空文庫の原文(底本:『三四郎』角川文庫クラシックス)で読みました。青空文庫の書誌によると、初出は「朝日新聞」、1908(明治41)年9月1日〜12月29日の連載です。三四郎池のあたりの散歩は本郷・三四郎池のデートで紹介しています。

汽車の女「度胸のないかたですね」

プレ男まじめにしてたのに、最後にひとことで打ちのめされる…。わかる気がする。

池のほとりの女

「迷える子――わかって?」

メル美「迷える子」が2匹の絵はがき…。はっきり言わないぶん、気になっちゃうね。

30円と、ヘリオトロープ

「結婚なさるそうですね」

「森の女」の前で

『三四郎』で美禰子は、「迷える子――わかって?」と問いかけ、別れぎわには「我はわが愆を知る。わが罪は常にわが前にあり」と言います。作品の最後で、三四郎は絵の前で「迷羊、迷羊」とくりかえします。

まとめ


参考文献

  1. 夏目漱石. 三四郎(底本:『三四郎』角川文庫クラシックス、角川書店、1951年初版、1997年127刷). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/card794.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。