大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

夏目漱石『それから』三十になっても父の仕送りで暮らす代助。3年前、自分も思っていた三千代を、友人・平岡に「周旋」して結婚させた。白い百合の香る雨の日、「僕の存在には貴方が必要だ」——「仕様がない。覚悟を極めましょう」。友を裏切り、家を失い、赤い世界へ

No.1952026年10月22日

夏目漱石の長編『それから』(1909年6月27日〜10月4日『東京朝日新聞』『大阪朝日新聞』連載)。資産家の次男・長井代助は、三十になっても職につかず、父の金で暮らしています。3年前、学友の妹・三千代を、友人の平岡と結婚させたのは代助でした。大阪で失敗して東京にもどった平岡夫婦の暮らしは冷えきっていて、代助は父がすすめる縁談をことわり、白い百合の香る部屋に三千代を呼んで告白します。「余りだわ」「何故棄てて仕舞ったんです」。平岡との対決、絶交、父と兄からの絶縁、そして「ああ動く。世の中が動く」まで、青空文庫の本文で紹介します。

目次
  1. 三十の「遊民」・代助
  2. 3年前の「周旋」
  3. 父の縁談と、白い百合
  4. 「僕の存在には貴方が必要だ」
  5. 縁談をことわる
  6. 平岡との対決
  7. 「ああ動く。世の中が動く」
  8. まとめ

プレ男『それから』って、変わったタイトルだよね。何の「それから」なの?

メル美好きだった人を、友だちにゆずってしまった男の人。その「それから」の話なんだって。

今回は、夏目漱石の長編『それから』です。青空文庫の本文(底本:『漱石全集 第六巻』岩波書店)で読みました。初出は『東京朝日新聞』『大阪朝日新聞』1909年(明治42年)6月27日〜10月4日の連載です。本文中の「」の言葉は、青空文庫の本文からの引用です。

※この作品には、夫のある女性との恋がえがかれています。

三十の「遊民」・代助

3年前の「周旋」

父の縁談と、白い百合

メル美百合の香りが、二人の思い出とつながっているんだね。

「僕の存在には貴方が必要だ」

縁談をことわる

平岡との対決

プレ男泣いて友だちに好きな人をゆずったのに、それがいちばん友だちを傷つけることになったんだね…。

「ああ動く。世の中が動く」

『それから』の代助は、3年前、自分も思っていた三千代を友人の平岡と結婚させました。告白のとき三千代が言った「何故棄てゝ仕舞つたんです」という言葉は、その3年前の選択に向けられています。

まとめ


参考文献

  1. 夏目漱石. それから(底本:『漱石全集 第六巻』岩波書店。初出:『東京朝日新聞』『大阪朝日新聞』1909年6月27日〜10月4日). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/card1746.html (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。