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マジ男初デート、楽しかった。帰りの電車でもうお礼を送りたいんだけど、すぐだとがっついてるって思われるかな…。

デア子「3日は待て」って聞いたこともあるけど、待ちすぎたら、それはそれで不安になるよね。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、初デートのあとの連絡のタイミングを調べた研究です。ドイツのリューネブルク・ロイファナ大学のタイヒマンらが、2026年に学術誌「Journal of Social and Personal Relationships」に発表した論文「How the timing of texting triggers romantic interest after the first date」の原文をもとにまとめました。参加したのは米国と英国の人で、調べたのはLINEではなく、テキストメッセージ全般です。
どんな研究?
- 予備調査:米国・英国の100人(男女50人ずつ)に、「初デートのあと、相手からいつ連絡が来るといちばん付き合いたくなるか」「早すぎる・遅すぎるのはいつか」をたずねました
- 本実験:米国・英国の543人(女性270人・男性273人、平均40.31歳、2024年4月にオンラインで実施)に、「すてきなイタリアンレストランで夕食をとる」架空の初デートの文章を読んでもらいました
- そのあと、相手からの最初のメッセージが「別れてすぐ」「翌朝」「2日後」のどれかに届いた、と伝えます(どれになるかはランダム)
- メッセージの中身は示していません。タイミングだけの影響を見るためです
- 「この人と付き合いたいか」(交際の意向)、「相性(ケミストリー)を感じるか」、「次に会うために動きたいか」などを9段階で答えてもらいました
わかったこと(1):予備調査では「6時間後くらい」がいちばん
- いちばん付き合いたくなる連絡のタイミングは、平均で約6時間後(5.86時間)
- 「早すぎる」と感じるのは平均で約20分より前(0.30時間)
- 「遅すぎる」と感じるのは平均で約40時間(2日近く)より後(40.42時間)
- 早すぎ・遅すぎ・ちょうどいい時間に、男女の差はありませんでした
この結果から、本実験の3つのタイミング(すぐ・翌朝・2日後)が決められました。
わかったこと(2):本実験では「翌朝」がいちばん
9段階で答えた「交際の意向」の平均です。
| 最初の連絡が来たタイミング | 交際の意向(平均) |
|---|---|
| 別れてすぐ | 5.80 |
| 翌朝 | 6.15 |
| 2日後 | 5.50 |
- 3つのタイミングはどれも、おたがいに統計的に意味のある差がありました。早すぎても遅すぎてもよくない「逆U字」の形です
- 「相性を感じるか」も翌朝(6.49)がいちばん高く、すぐ(6.41)はほぼ同じで、2日後(5.77)は低くなりました
- 「次に会うために動きたいか」は、翌朝(6.86)とすぐ(6.80)が同じくらいで、2日後(6.12)が低くなりました

デア子2日待つのが、いちばん低いんだ。「3日待て」とは逆だね。
わかったこと(3):女性のほうがタイミングに敏感
- 女性の参加者(男性から連絡が来る場面)では、翌朝が「すぐ」よりも「2日後」よりも高く、はっきりした逆U字になりました。「すぐ」と「2日後」をくらべると、「すぐ」のほうが高くなっています
- 男性の参加者(女性から連絡が来る場面)は、タイミングの影響が小さく、はっきりしたのは「翌朝のほうが2日後より高い」ことだけでした
- 全体として、男性のほうが交際の意向そのものが高めでした(男性6.23、女性5.39)
すぐ送ると、どう見られた?
論文は、タイミングによって相手の受けとり方がどう変わるかも調べています。
- 「必死さ」:すぐ送った人は、翌朝や2日後より「必死(needy)」に見られやすくなりました。ただし、必死に見えることは、交際の意向の低さにはつながっていませんでした
- 「気に入ってくれている」:早く送るほど、「この人は自分を気に入っている」と受けとられました(すぐ6.54、翌朝6.10、2日後4.86)。そう感じるほど、交際の意向も高くなっていました
- 「信頼できる」:すぐ・翌朝に送った人は、2日後に送った人より「信頼できる」と見られました
- 論文は、連絡が遅いと「気に入ってくれていない」「頼りにならない」と受けとられやすい、と考えています

マジ男すぐ送ると「必死」には見えるけど、「気に入ってくれてる」とも思われるんだ。それなら、すぐでもそんなに悪くないのかな。

この実験では、翌朝の連絡がいちばん好まれ、2日後がいちばん低い結果でした。早く送ると「気に入ってくれている」「信頼できる」とも受けとられていました。待ちすぎて気持ちが伝わらないのは、もったいないかもしれません。
婚活に当てはめると
研究からいえることは、次のくらいです。
- 「何日か待ったほうが気をひける」という考えは、この研究では支持されませんでした。2日後がいちばん低い結果です
- すぐ送っても、交際の意向は2日後より高く、「次に会うために動きたい」気持ちは翌朝と同じくらいでした。すぐ送るのがだめ、というわけではありません
- 翌朝がいちばん高かったのは、主に女性の参加者で見られた傾向です
注意したいこと:
- 参加者は米国・英国の人で、読んだのは架空の初デートの文章です。実際のデートや、日本のLINEのやりとりで同じになるかは、この論文からはわかりません
- メッセージの中身はわからない設定でした。論文も、実際には中身とタイミングが組み合わさって印象が決まるはずだ、と書いています
- 「遅すぎる」の感じ方は人によってばらつきが大きく(予備調査の標準偏差は34.08時間)、3日以上あとの連絡は調べていません

デア子わたしは、楽しかったら翌朝までには送ろうかな。何日も待つ作戦はやめておく。

マジ男ぼくも、駆け引きより、ちゃんと気持ちが伝わる文を考えるよ。
- お礼のLINEの書き方は婚活のLINE、どう送る?、次の約束のしかたは2回目のデート、どう誘う?、返事を待つあいだの不安は婚活のLINE、返信が遅いと不安になる?の記事もどうぞ
まとめ
- 米国・英国の543人の実験で、初デートのあとの最初の連絡は翌朝(6.15)がいちばん好まれ、すぐ(5.80)、2日後(5.50)の順
- 予備調査では、ちょうどいいのは約6時間後、早すぎは約20分より前、遅すぎは約40時間より後
- すぐ送ると「必死」に見られやすいが、「気に入ってくれている」「信頼できる」とも受けとられた
- 何日も待つ作戦は、この研究では逆効果。架空の場面の実験なので、目安として
参考文献
- Teichmann L, Petrowsky HM, Boecker L, Soliman M, Loschelder DD. How the timing of texting triggers romantic interest after the first date: A curvilinear U-shaped effect and its underlying mechanisms. Journal of Social and Personal Relationships. 2026;43(2):570-593. doi:10.1177/02654075251377184. https://doi.org/10.1177/02654075251377184 (閲覧日:2026年10月22日)
- 同 論文の公開版(リューネブルク・ロイファナ大学 機関リポジトリ). https://pubdata.leuphana.de/entities/publication/768925ba-6e8b-4244-b06a-13dd2c3579b8 (閲覧日:2026年10月22日)
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