世界の神話Mythos

Celtic Mythology

エトネと妖精の国ボイン川のほとり、アンガスの館に仕える乙女エトネは、ある日から、年をとらない妖精の食べものを口にしなくなった。川で水あびをしたあと、妖精のお守りをなくしたエトネには、仲間の姿も館も見えなくなり…

2026年10月12日

目次
  1. プロフィール
  2. 1. 見えない国
  3. 2. 食べなくなった乙女
  4. 3. ボイン川の水あび
  5. 4. エトネをよぶ声
  6. まとめ

プレ男妖精の国から、人間の世界にとりのこされちゃうの? どうして?

メル美川で水あびをしたときに、妖精のお守りをなくしちゃったんだって。ふたつの世界のあいだで生きた、せつない乙女のお話なの。

こんにちは、Dr. Taro です。 神話の解説、今回はケルト神話(アイルランド)のエトネと妖精の国です。T.W.ロールストン『フィンの偉業 ― 古代アイルランドの詩人の物語』(1910年、プロジェクト・グーテンベルク)の第8章「エトネが妖精の国を去ったわけ」を読みました。エトネが育った館の主はアンガスへ。妖精の国の宴の話はボドヴ・デルグへ。

プロフィール

エトネ ダーナ神族のアンガスの館の執事の娘
仕えた人 海の神マナナーンと妻ファンの娘。アンガスの館であずかり育てられた
館 ボイン川のほとりのブルー・ナ・ボーニャ。いまニューグレンジとよばれる大きな塚
妖精の食べもの からにならないビールの桶と、毎日かわるがわる食べられる2頭のブタ。食べると年をとらず、死なない
聖地からの牛 マナナーンとアンガスがつれてきた、乳のつきない2頭の牛
キル・エトネ 「エトネの教会」。エトネがほうむられた教会の名

1. 見えない国

2. 食べなくなった乙女

メル美こわい思いをして、心がかわってしまったんだね…。エトネは何も悪くないのに。

3. ボイン川の水あび

4. エトネをよぶ声

プレ男妖精の仲間たちは、ずっとエトネをさがしていたんだ…。見えなくても、つながっていたんだね。

ロールストンの『フィンの偉業』では、エトネはボイン川で妖精のお守りをなくして人間の娘になり、仲間の姿も、アンガスの館も見えなくなった、と語られています。

まとめ


参考文献

  1. T. W. Rolleston. The High Deeds of Finn, and Other Bardic Romances of Ancient Ireland(1910年). Chapter VIII “How Ethne Quitted Fairyland”. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/14749 (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. IVケルト神話アンガス(オーグ)ダグザの息子で、銀の竪琴を持つ美しい若い神。キスが4羽の鳥になって若者たちのまわりで「おいで」「行くよ」と鳴く。「1日と1夜」のとんちで父の館を手に入れ、育てた英雄ディアルミドの死には、魂を入れて毎日話そうと誓った
  2. IVケルト神話マナナーン海の神「リルの子」。負けたダーナ神族のために、人には見えない壁で丘をかくした魔法の名人。「あなたには澄んだ海でも、わたしの車からは花の野原」と歌い、英雄ブランを「女たちの国」へみちびいた
  3. IVIVケルト神話ボドヴ・デルグダグダの長男で、地下にかくれたダーナ神族の王。土地をもらえなかった人間の3人の王子が、丘の前ですわりこむと、神々は3人に妻と、水がはちみつ酒になる桶と、だれもがねむる音楽家をおくった