世界の神話Mythos

Celtic Mythology

マナナーン海の神「リルの子」。負けたダーナ神族のために、人には見えない壁で丘をかくした魔法の名人。「あなたには澄んだ海でも、わたしの車からは花の野原」と歌い、英雄ブランを「女たちの国」へみちびいた

2026年10月10日

海と岩山を背に、金のかざりをつけた白い馬に乗った人びとが、花の木や杯、剣を持って進んでいく。空には鳥が飛んでいる油絵
ジョン・ダンカン「シーの騎行(The Riders of the Sidhe)」1911年、マクマナス美術館(ダンディー)所蔵(ダンカンは1945年没)。丘に住むようになったダーナ神族(シー)をえがいた絵で、マナナーンをえがいたものではありません。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)
目次
  1. プロフィール
  2. 1. 見えない壁で、神々をかくす
  3. 2. 海から上がってきた3頭の牛
  4. 3. 英雄ブランをさそう歌
  5. 4. 帰ってきたら、何百年
  6. まとめ

プレ男マナナーンって、ケルトの海の神さまだよね。ギリシャのポセイドンみたいな感じ?

メル美海の神だけど、魔法と変身の名人で、海の向こうのふしぎな国にも人をさそうんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 神さまの解説、今回はケルト神話(アイルランド)のマナナーンです。グレゴリー夫人『神々と戦士たち』(1904年、プロジェクト・グーテンベルク)の英訳を読みました。夫人は、ちがう版をまぜあわせ、つなぎの文を入れたと書いています。ケルト神話の全体はケルト神話の入門へ。

海と岩山を背に、金のかざりをつけた白い馬に乗った人びとが、花の木や杯、剣を持って進んでいく。空には鳥が飛んでいる油絵

ジョン・ダンカン「シーの騎行(The Riders of the Sidhe)」1911年、マクマナス美術館(ダンディー)所蔵(ダンカンは1945年没)。丘に住むようになったダーナ神族(シー)をえがいた絵で、マナナーンをえがいたものではありません。ウィキメディア・コモンズ(パブリックドメイン)

プロフィール

名前 マナナーン・マック・リル(「リルの子マナナーン」)。「ほこり高きマナナーン」
立場 海の神。ダーナ神族の中で、王ヌアザより「さらに大きい」とされる
力 魔法のすべてを知り、たくさんのすがたをもつ
住まい 海の向こうの国。「リンゴの木のエヴァン」など、たくさんの住まいがある
乗りもの 海の上を走る2輪の戦車
弟子 英雄ディアルミドに武器の使い方を、英雄クー・フランにゲイ・ボルグ(魔槍)の使い方を教えたといわれる

1. 見えない壁で、神々をかくす

2. 海から上がってきた3頭の牛

メル美海の神さまの牛が、アイルランドの道を作ったんだ!

3. 英雄ブランをさそう歌

プレ男同じ海が、人間には波、神さまには花畑に見えるんだ。見ている世界がちがう!

4. 帰ってきたら、何百年

メル美日本の浦島太郎みたい…! ふしぎな国の1年が、こちらでは何百年なんだね。

グレゴリー夫人の本のマナナーンは、「ブランには澄んだ海でも、遠くから戦車で見るわたしには花の野原だ」と歌っています。

まとめ


参考文献

  1. Lady Gregory. Gods and Fighting Men(1904年). Part One, Book One, I. The Fight with the Firbolgs; Book Four, I. Bodb Dearg, VIII. Manannan and X. His Call to Bran. Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/14465 (閲覧日:2026年10月10日)
  2. Wikimedia Commons. File:Riders of th Sidhe (big).jpg(John Duncan、The Riders of the Sidhe、1911年、パブリックドメイン). https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Riders_of_th_Sidhe_(big).jpg (閲覧日:2026年10月10日)
  3. Wikidata. John Duncan(Q1521460、スコットランドの画家、1866〜1945年). https://www.wikidata.org/wiki/Q1521460 (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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  1. IVケルト神話成り立ちと大まかなあらすじドルイドは教えを文字に書かなかった。伝わるのは、ローマのカエサルの記録と、中世のアイルランド・ウェールズの写本。ダーナ神族の到来、銀の腕の王ヌアザ、万能の神ルー、そして神々は丘の中へ
  2. IVケルト神話アンガス(オーグ)ダグザの息子で、銀の竪琴を持つ美しい若い神。キスが4羽の鳥になって若者たちのまわりで「おいで」「行くよ」と鳴く。「1日と1夜」のとんちで父の館を手に入れ、育てた英雄ディアルミドの死には、魂を入れて毎日話そうと誓った
  3. Iギリシャ神話ポセイドンくじ引きで「灰色の海」を引いた、ゼウスの兄。三叉の矛で大地をゆらし、金のたてがみの馬の車で波の上を走れば、海の生きものがはねて道をあける。「わたしはゼウスと同じ身分だ」と弟にも引かない