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プレ男アマテラスとスサノオのお父さんが、イザナギなんだよね。

メル美イザナミっていう奥さんと、日本の島を生んだ神さまなんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 神話のキャラクター、今回はイザナギとイザナミの夫婦神です。青空文庫の『古事記』(武田祐吉訳)の最初のほうを読んでみました。
プロフィール
| イザナギ(イザナギの命) | イザナミ(イザナミの命) | |
|---|---|---|
| 立場 | 夫の神 | 妻の女神 |
| 生まれ | 天地のはじめに次々と現れた神々「神代七代」の最後の二柱 | 同じ |
| したこと | 妻と島々と神々を生む。のちに黄泉の国へ妻を迎えに行く | 夫と島々と神々を生み、火の神を生んで亡くなる。のちに「黄泉津大神」に |
| 子ども | アマテラス、ツクヨミ、スサノオ(妻の死後、体を清めたときに生まれた) | — |
1. 矛で海をかき回して、島をつくる
- 天の神々から「この、ただよっている国を、しっかり作り固めなさい」と言われ、二人は立派な矛をさずかります
- 天からの階段に立って、矛を下の世界にさしおろし、海水を音を立ててかき回して引き上げると、矛の先からしたたった海水が積もって島になりました。これがオノゴロ島です
- 二人はこの島に降りて、大きな柱を立て、大きな御殿を建てました

メル美矛からしたたった海水が島に!壮大なはじまり…。

西川祐信「イザナギとイザナミ」(18世紀)。雲の上に立つ2柱の神と、海に浮かぶ島。メトロポリタン美術館所蔵(パブリックドメイン)
2. 「先に話しかけたのは、どっち?」
- 二人は柱のまわりをイザナギは左から、イザナミは右からまわって出会い、結婚することにしました
- ところが、イザナミが先に「本当に立派な青年ですね」と声をかけてしまいます。イザナギは「女が先に言ったのはよくない」と言いましたが、そのまま結婚し、最初に生まれた子(水蛭子)は葦の船に乗せて流され、次の淡島も子の数に入れられませんでした
- 天の神さまに相談して占うと、「女のほうが先にものを言ったのがよくなかった。帰って言い直しなさい」。二人はもう一度柱をまわり、今度はイザナギが先に「本当に美しいお嬢さんですね」と言い、結婚しました
- そうして生まれたのが、淡路島、四国、などの島々です。二人が生んだ島は14、神は35とされています
3. 火の神を生んで、イザナミが亡くなる
- 島を生み終えた二人は、海の神、風の神、山の神など、たくさんの神々を生みます
- ところが、火の神カグツチを生んだとき、イザナミはやけどを負って病気になり、ついに亡くなってしまいました
- イザナギは「最愛の妻を、一人の子にかえてしまった」と、イザナミのまわりではいつくばって泣き、その涙からも神が生まれたといいます。イザナミは、出雲と伯耆の境にある比婆の山にほうむられました
4. 黄泉の国へ:「見てはいけません」
- もう一度妻に会いたくて、イザナギは黄泉の国まで追いかけます。「いっしょに作った国はまだできあがっていない。帰ってきておくれ」
- イザナミは「残念です。あなたが早く来てくださらないので、もう黄泉の国の食べものを食べてしまいました。でも、黄泉の国の神さまに相談してみます。そのあいだ、わたしを見ないでください」と言って、御殿に入りました
- 待ちきれなくなったイザナギは、くしの歯を1本折って火をともし、中をのぞいてしまいます。そこにいたのは、体じゅうに雷の神々がいる、変わりはてたイザナミの姿でした

プレ男「見ないで」って言われたのに、見ちゃったんだ…。
5. 大脱走:ぶどう、たけのこ、桃
- イザナミは「わたしに恥をかかせた」と怒り、黄泉の国の魔女たちに追わせます
- イザナギは、
- 髪かざりのつるの輪を投げると野ぶどうが生え、魔女たちがそれを食べているあいだに逃げ
- くしの歯を投げるとたけのこが生え、それを食べているあいだに逃げ
- 雷の神々と黄泉の軍勢には、剣を後ろにふりながら逃げ
- 黄泉比良坂(よもつひらさか)のふもとで、桃の実を3つ投げつけると、みんな逃げていきました。イザナギは桃に「わたしを助けたように、地上の人々が苦しむときも助けておくれ」と言い、名前をさずけました
6. 別れの言葉:生と死のはじまり
- 最後には、イザナミ自身が追ってきます。イザナギは大きな岩で黄泉比良坂をふさぎ、岩をはさんで、二人は別れの言葉をかわしました
- イザナミ:「あなたがこんなことをするなら、わたしはあなたの国の人間を、1日に1,000人殺します」
- イザナギ:「それなら、わたしは1日に1,500の産屋(うぶや)を建てよう」
- こうして、1日にかならず1,000人が死に、1,500人が生まれるのだ、と『古事記』は語ります。イザナミは「黄泉津大神(よもつおおかみ)」と呼ばれるようになりました
- 黄泉の国から戻ったイザナギが体を清めると、左目からアマテラス、右目からツクヨミ、鼻からスサノオが生まれます

『古事記』では、イザナミの「1日に1,000人殺す」に、イザナギが「それなら1日に1,500の産屋を建てる」と答えたことが、人が死に、それより多く生まれることの由来とされています。
まとめ
- イザナギとイザナミは、日本の島々と神々を生んだ夫婦神
- 矛で海をかき回してオノゴロ島。淡路島や四国など、島は14、神は35
- イザナミは火の神を生んで亡くなり、イザナギは黄泉の国へ
- 「見ないで」を破って逃げ出し、ぶどう・たけのこ・桃で追っ手をかわす
- 「1日に1,000人殺す」「1日に1,500人生まれさせる」——生と死のはじまり
- 子どもたちの話は、アマテラス、スサノオもどうぞ
参考文献
- 稗田阿礼・太安万侶(武田祐吉訳). 古事記(現代語訳)(底本:古事記、角川文庫、1956年). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/001518/card51732.html (閲覧日:2026年10月1日)
- The Metropolitan Museum of Art. Nishikawa Sukenobu, The God Izanagi and Goddess Izanami(18th century)(Open Access). https://www.metmuseum.org/art/collection/search/671008 (閲覧日:2026年10月2日)
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