ガジェット2026年10月7日

【テクノロジー解説】冷蔵庫やスプレーの「フロン」がオゾン層をこわしていた:1974年の警告、1985年の「オゾンホール」、1987年のモントリオール議定書。禁止された物質の約99%が廃止され、オゾン層は回復に向かう(ノーベル化学賞1995)

地球をおおうオゾン層は、地表の気圧にちぢめるとわずか3mmほどの薄さですが、太陽の有害な紫外線の大部分を吸収して生き物を守っています。1974年、モリーナ博士とローランド博士は、冷蔵庫の冷媒やスプレーに使われていた「フロン(CFC)」が上空で分解され、オゾン層をこわすと警告しました。1985年に南極の「オゾンホール」が見つかり、1987年に国際的な約束「モントリオール議定書」が結ばれました(1995年ノーベル化学賞)。国連によると、禁止された物質の約99%が廃止され、オゾン層は南極で2066年ごろ、ほかの地域では2040年ごろに1980年の状態にもどる見通しです。

目次
  1. オゾン層は、厚さ3mmの「日よけ」
  2. 夢の物質「フロン」の落とし穴
  3. 1985年:南極の「オゾンホール」
  4. 1987年:モントリオール議定書
  5. いま:オゾン層は回復に向かっている
  6. つながる話
  7. まとめ

プレ男昔「オゾンホール」ってよく聞いたけど、最近あんまり聞かないね。どうなったの?

メル美冷蔵庫の「フロン」が原因だったんだよね?

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回はフロンとオゾン層です。1995年のノーベル化学賞の発表と、国連環境計画(UNEP)・世界気象機関(WMO)の発表をもとにまとめました。新しい技術が思わぬ問題を生み、科学と国際協力で解決に向かった例です。

オゾン層は、厚さ3mmの「日よけ」

夢の物質「フロン」の落とし穴

プレ男安全だと思われてた物質が、空の上で悪さをしてたのか…。

1985年:南極の「オゾンホール」

1987年:モントリオール議定書

いま:オゾン層は回復に向かっている

UNEP と WMO の2023年1月9日の発表(4年ごとの科学評価)によると、

フロンがオゾン層をこわすという1974年の警告から、1987年のモントリオール議定書へ。国連によると、禁止された物質の約99%が廃止され、オゾン層は回復に向かっています。

つながる話

プレ男世界中が協力したら、ちゃんと地球の問題を直せるんだね。

メル美完全に回復するのは2040〜2066年ごろ。まだ続いてるんだね。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Chemistry 1995. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/1995/press-release/ (閲覧日:2026年10月7日)
  2. United Nations Environment Programme (UNEP). Ozone layer recovery is on track, helping avoid global warming by 0.5°C(2023年1月9日). https://www.unep.org/news-and-stories/press-release/ozone-layer-recovery-track-helping-avoid-global-warming-05degc (閲覧日:2026年10月7日)
  3. World Meteorological Organization (WMO). Ozone layer recovery is on track, helping avoid global warming by 0.5°C. https://wmo.int/news/media-centre/ozone-layer-recovery-track-helping-avoid-global-warming-05degc (閲覧日:2026年10月7日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。