
プレ男日焼け止めって、女の人が塗るものでしょ?男は焼けてるくらいがかっこいいって。

メル美でも、シミやしわの原因になるって聞くよ。男の人も同じじゃない?
こんにちは、Dr. Taro です。 「男磨き」の身だしなみシリーズ、今回は日焼け止めです。
紫外線は「肌の老化」の大きな原因
- 環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」によると、紫外線を浴びすぎると、日焼け、しわ、シミなどの原因になるほか、長年浴び続けると、良性・悪性の腫瘍(皮膚がんなど)や白内障などを起こすことがあります
- 長年日光を浴び続けて起こるシミやしわは「光老化」と呼ばれ、年をとることによる自然な老化とは別のものです
- 日焼けしてからローションなどで手入れをしても、肌の老化や皮膚がんを防ぐ効果は少ないと考えられています。浴びすぎないことが大切です
研究:毎日塗った人は、肌の老化が24%少なかった
オーストラリアで行われた試験(2013年、米国の医学誌『Annals of Internal Medicine』)です。
- 55歳未満の男女903人を、「日焼け止めを毎日塗る」グループと、「塗りたいときだけ塗る」グループなどに、くじ引きのように分けました
- 4年半たったとき、毎日塗ったグループでは、肌の老化の進み方が、塗りたいときだけのグループより24%少なく、老化の進みがはっきりとは見られませんでした
- 研究チームは、日焼け止めを習慣にすることで、健康な中年の男女の肌の老化を遅らせることができると結論づけています

プレ男毎日塗るだけで、4年半で差がつくんだ!
SPFとPAの意味
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| SPF | 主にUV-B(肌を赤くし、日焼けやシミの原因になる紫外線)を防ぐ力。数字が大きいほど効果が高い |
| PA | 主にUV-A(肌を黒くし、肌の奥まで届く紫外線)を防ぐ力。PA+〜PA++++の4段階で、+が多いほど効果が高い |
- 表示の効果は、皮膚1cm²あたり2mgを塗って測ったものです。塗る量が少ないと、表示どおりの効果は出ません
どれを選ぶ?
- ふだんの通勤や買い物なら、それほど数値の高くない日焼け止めで十分です。SPF・PAが書いてある日中用の乳液やクリームも効果があります
- 炎天下でのスポーツ、ゴルフ、海水浴など、長く外にいるときは効果の高いものを、海やプールでは水に強い(耐水性の)ものを選びます
正しい塗り方
環境省のマニュアルで紹介されている塗り方です。
- 顔:クリームならパール粒1個分、液状なら1円玉1個分を手のひらに取り、額、鼻、両ほお、あごに分けて置いてから、ていねいにのばします。そのあと、もう一度同じ量を重ねづけします
- 腕や脚:容器から表と裏に1本ずつ線を描くように出し、手のひらでらせんを描くようにムラなくのばします
- 鼻の頭、首のうしろ、耳など、日に当たりやすいところは念入りに
- 2〜3時間おきに塗り直す:汗をふいたり、手や服にふれたりすると落ちてしまいます
- 夜は、ほかの汚れと一緒に洗い落とします。水に強いタイプは、説明書にしたがって落としましょう
日焼け止めだけじゃない
- 紫外線がいちばん強いのは正午ごろ。夏は午前10時〜午後2時に、1日の紫外線の約70%が集中します
- 帽子:目に入る紫外線が約20%減ります。つばの広い帽子なら、さらに効果的です
- サングラス:紫外線を防ぐものを正しく使うと、目に入る紫外線を最大で90%カットできます
- 天気予報などで見られるUVインデックスが3以上なら、対策をしましょう

メル美帽子とサングラスも組み合わせると、かっこよく対策できそう!

日焼け止めは、表示どおりの量を塗り、2〜3時間おきに塗り直すことで、はじめて効果が出ます。
紫外線から地球を守るオゾン層と、それをこわしたフロンの話は、冷蔵庫やスプレーの「フロン」がオゾン層をこわしていたへ。
紫外線が原因になる、メラノーマ以外の皮膚がんについては、顔の「テカテカしたほくろ」や「治らない湿疹」は皮膚がんのこともへ。
まとめ
- 紫外線は、しわ・シミ(光老化)や皮膚がん、白内障の原因になる
- 毎日日焼け止めを塗った人は、4年半で肌の老化が24%少なかった(903人の試験)
- SPF=主にUV-B、PA=主にUV-A。表示の効果はたっぷり塗ったときのもの
- 顔はパール粒・1円玉1個分を2回。2〜3時間おきに塗り直し
- 帽子とサングラスもあわせて
参考文献
- 環境省. 紫外線環境保健マニュアル2020(2020年3月改訂版). https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf (閲覧日:2026年9月29日)
- Hughes MC, Williams GM, Baker P, Green AC. Sunscreen and prevention of skin aging: a randomized trial. Ann Intern Med. 2013;158(11). https://doi.org/10.7326/0003-4819-158-11-201306040-00002 (閲覧日:2026年9月29日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。