
プレ男たばこで肺がんになりやすいのは知ってるけど、ほかのがんにも関係あるの?

メル美吸っていない家族にも影響があるのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、たばことがんの話です。厚生労働省のe-ヘルスネット「喫煙とがん」(2022年12月13日更新)をもとにまとめました。
たばこの煙には発がん性物質が約70種類
- たばこの煙には5,000種類以上の化学物質がふくまれ、発がん性があると報告されている物質が約70種類あります
- 喫煙は、発がん性物質にさらされることやDNAの傷で、がんができるしくみのいろいろな段階に働くと考えられています
因果関係が明らかな10のがん
喫煙との因果関係が明らかな「レベル1」と判定されているがんです。
- 肺がん
- 口腔・咽頭がん(口・のど)
- 喉頭がん
- 鼻腔・副鼻腔がん(鼻)
- 食道がん
- 胃がん
- 肝臓がん
- すい臓がん
- 子宮頸がん
- ぼうこうがん
喫煙年数が長いほど、また1日の本数が多いほど、がんになりやすい傾向が大きくなります。

プレ男肺だけじゃなくて、胃やすい臓、ぼうこうまで…。体じゅうなんだ。
がんになってからの喫煙も
- たばこを吸っているがん患者では、がんの再発や、別の新しいがん(二次がん)が起こりやすいことが明らかになっています
受動喫煙でも肺がんは約1.3倍
- 発がん性物質は、副流煙や喫煙者が吐き出す煙にもふくまれます
- 肺がんは、受動喫煙との因果関係が明らかな「レベル1」です。日本人の9つの研究をまとめた解析で、受動喫煙があると肺がんのリスクが約1.3倍になると報告されています
- 鼻腔・副鼻腔がん、乳がんも、受動喫煙と関係があると考えられる「レベル2」とされています(受動喫煙)
加熱式たばことがんは「まだわからない」
- 加熱式たばこの煙の発がん性物質は紙巻たばこより少ないという報告がある一方、紙巻たばこにはない有害物質や、紙巻より多い物質があるという指摘もあります
- 吸いはじめてからがんになるまでには20〜30年かかります。加熱式たばこが普及してからまだ年数が浅く、がんとの因果関係は明らかになっておらず、明らかになるまで時間がかかると見こまれています(加熱式たばこは「体にやさしい」?)

喫煙との因果関係が明らかながんは、肺がんをふくめて10種類あります。喫煙の年数が長く、1日の本数が多いほど、なりやすくなります。受動喫煙でも肺がんのリスクは約1.3倍です。
- 肺のもうひとつの大きな病気はたばことCOPDの記事にまとめています

メル美家族のためにも、吸う場所よりまず「やめる」を考えてみようね。
まとめ
- たばこの煙には発がん性物質が約70種類
- 因果関係が明らかながんは10種類(肺・口とのど・喉頭・鼻・食道・胃・肝臓・すい臓・子宮頸部・ぼうこう)
- 年数が長く本数が多いほどなりやすい。がん患者の喫煙は再発・二次がんを起こしやすい
- 受動喫煙で肺がんは約1.3倍
- 加熱式たばことがんの関係はまだわかっていない
参考文献
- 厚生労働省 e-ヘルスネット. 喫煙とがん(最終更新日:2022年12月13日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/tobacco/t-03-001.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。