除雪機の事故は10年で38件、そのうち36件が死亡・重傷。約8割は誤った使い方や不注意。レバーを洗濯ばさみで固定して安全機能を止めたら、巻きこまれた例も。雪づまりはエンジンを切って雪かき棒で【NITE】
雪国の冬に欠かせない除雪機。NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2015〜2024年度の10年間に、除雪機で人がけがをしたり亡くなったりした事故は38件で、そのうち36件が死亡や重傷の重大な事故でした。約8割は、安全機能を止めるなどの誤った使い方や不注意によるもの。手をはなすと止まる「デッドマンクラッチ」を洗濯ばさみで固定して離れ、回転部に巻きこまれた例や、下がるときに転んで下敷きになった例、屋内で使って一酸化炭素中毒になった例もあります。シーズン前の試運転での事故も。実家が雪国の人は、家族にも伝えてください。

プレ男新潟の実家では、毎年冬に父が除雪機を使ってるよ。慣れてるから大丈夫って言ってるけど。

メル美「慣れてるから」が、いちばんあぶないって聞いたことがあるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は除雪機の事故です。NITE(製品評価技術基盤機構)が2025年11月27日に出した注意喚起をもとにまとめました。
10年で38件、ほとんどが死亡・重傷
- 2015〜2024年度の10年間に、除雪機で人に被害があった事故は38件
- そのうち36件が、死亡や重傷をともなう重大な事故でした
- 雪の少なかった2023年度は0件でしたが、雪が平年並みか多かった2024年度には、また事故が起きました
- 約8割(38件中29件)は、使う人の誤った使い方や不注意によるものでした
- シーズン前の試運転で事故にあったケースもあります。「操作には慣れているから」「今まで事故になっていないから」と油断しないことが大切です
実際の事故
- 回転部に巻きこまれた:手をはなすと自動で止まる安全機能「デッドマンクラッチ」を大きな洗濯ばさみで固定して無効にし、除雪機から離れて回転部(オーガ)に近づいたとき、巻きこまれた(死亡)
- 下敷きになった:下がるときに止まる非常停止装置が取り外されていたため、後ろに下がっているときに転んでも止まらず、下敷きになった(死亡)
- 投雪口に手を入れた:詰まった雪を取ろうとして手の指を負傷した(重傷)
- 一酸化炭素中毒:換気の悪い屋内で使い、排気ガスで一酸化炭素中毒になった(死亡)

プレ男レバーを洗濯ばさみで固定…ラクしようとした工夫が、命取りになるのか。
除雪機の5つのポイント
- 安全機能を無効にしない(デッドマンクラッチを固定しない、非常停止装置を外さない)
- 後ろに下がるときは、転んだり、壁などとの間に挟まれたりしないよう、まわりをよく見る
- 人が近くにいるときは使わない。エンジンをかけたまま離れない
- 雪づまりを取るときは、エンジンを切って、備えつけの雪かき棒を使う
- 屋内や換気の悪い場所で、エンジンをかけたままにしない

除雪機の事故の多くは、死亡や重傷につながっています。約8割は誤った使い方や不注意によるものです。安全機能を止めない、雪づまりはエンジンを切って雪かき棒で、を守りましょう。
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プレ男父に電話して、安全機能をいじってないか、雪かき棒を使ってるか聞いてみる。

メル美試運転のときから気をつけてって伝えてね。
まとめ
- 除雪機の事故は10年で38件、うち36件が死亡・重傷
- 約8割は誤った使い方や不注意
- デッドマンクラッチを固定して巻きこまれた、非常停止装置を外して下敷きに、などの例
- 安全機能を無効にしない、雪づまりはエンジンを切って雪かき棒、屋内でエンジンをかけない
- シーズン前の試運転から油断しない
参考文献
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE). 除雪の前に、危険を排除 ~除雪機の事故を防ぐために気を付けるポイント~(2025年11月27日). https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2025fy/prs251127.html (閲覧日:2026年10月10日)
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE). 同 資料(PDF). https://www.nite.go.jp/data/000159740.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。