ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】染色体の端の「キャップ」テロメア:細胞分裂のたびにDNAの端はコピーしきれないはずなのに、なぜ短くならない?クリスマスの日に見つかった酵素テロメラーゼ。老化とがんにも関係(2009年ノーベル生理学・医学賞)

遺伝子をのせた長いDNAは、染色体にまとめられています。その両端の「キャップ」がテロメアです。細胞分裂でDNAをコピーするとき、片方の鎖のいちばん端はコピーしきれないので、染色体は分裂のたびに短くなるはず。でも、ふつうはそうなりません。2009年のノーベル生理学・医学賞は、このなぞを解いたブラックバーン博士、グライダー博士、ショスタク博士に贈られました。テロメアの独特なDNAのくり返しが染色体を守ること、そしてテロメアをつくる酵素テロメラーゼを発見しました。テロメアが短くなると細胞は老化し、がん細胞ではテロメラーゼの働きが高いことが多いとわかっています。

目次
  1. 染色体の端の2つのなぞ
  2. 種をこえた実験(1982年)
  3. クリスマスの日の発見:テロメラーゼ
  4. 老化とがん
  5. つながるテクノロジー
  6. まとめ

プレ男「テロメアが短くなると老化する」って聞いたことある。本当?

メル美細胞の老化には関係するけど、体全体の老化はもっと複雑なんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回はテロメアです。2009年のノーベル生理学・医学賞の発表をもとにまとめました。

染色体の端の2つのなぞ

種をこえた実験(1982年)

プレ男別の生き物のキャップでも、ちゃんと守れたのか!

クリスマスの日の発見:テロメラーゼ

老化とがん

テロメアは染色体の端のキャップで、テロメラーゼという酵素がそれをつくります。テロメアが短くなると細胞は老化しますが、体全体の老化はもっと複雑で、テロメアはその要因の1つと考えられています。

つながるテクノロジー

プレ男クリスマスに大発見って、すてきなプレゼントだね。

メル美「テロメアで若返り」みたいな話は、うのみにしないようにしよう。

まとめ


参考文献

  1. The Nobel Assembly at Karolinska Institutet. Press release: The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2009. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2009/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。