東京都で男性がHPVワクチンを受けるには:定期接種ではないが、都は区市町村の費用助成を2024年度から補助。助成があるかは住んでいる区市町村に確認を。9価は15歳までに始めれば2回で完了
男性のHPVワクチンと東京都の取り組みについて、東京都保健医療局の「HPVワクチンの男性への接種について」(2026年7月10日更新)をもとにまとめました。HPVはおもに性行為でうつるウイルスで、男性がワクチンを受けると、肛門がんや尖圭コンジローマの原因となるHPVの感染予防が期待でき、女性の子宮頸がんの予防にもつながる可能性があります。男性に承認されているのは4価と9価のワクチンで、男性は定期接種ではないため費用は自己負担ですが、東京都は区市町村が費用を助成する場合の補助を2024年度から行っています。9価ワクチンは、15歳になるまでに始めれば2回、15歳からは3回です。

プレ男男もHPVワクチンを受けられるんだよね。東京だと何か助成はあるの?

メル美男性が受けると、女性を守ることにもつながるって聞いたよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、男性のHPVワクチンと東京都の取り組みの話です。東京都保健医療局の「HPVワクチンの男性への接種について」(2026年7月10日更新)をもとにまとめました。
男性がHPVワクチンを受ける効果
東京都によると、
- HPV(ヒトパピローマウイルス)は、おもに性行為でうつるウイルスで、性行為を経験する年ごろになれば、男女を問わず多くの人が感染します。一部は子宮頸がんのほか、肛門がんや尖圭コンジローマなどの原因になります
- 男性がワクチンを受けると、肛門がんや尖圭コンジローマなどの原因となるHPVの感染予防が期待できます
- さらに、男性の感染予防によって、性交渉による感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながる可能性があります
受けられるワクチンと費用の助成
- 男性への接種が国に承認されているのは、4価ワクチンと9価ワクチンです
- 男性は定期接種ではないため、費用は自己負担です
- 東京都は、区市町村が男性のHPVワクチンの費用を助成する事業に対して、2024年度から補助をしています。助成があるかどうかや内容は、住んでいる区市町村に問い合わせます。東京都の「HPVワクチン男性接種 区市町村情報ページ」でも確かめられます

男性がHPVワクチンを受けると、肛門がんや尖圭コンジローマの原因となるHPVの感染予防が期待でき、女性の子宮頸がんの予防にもつながる可能性があります。
接種のスケジュール
- 4価ワクチン:2か月あけて2回受けたあと、1回目から6か月あけて3回目(合計3回)
- 9価ワクチン:1回目を15歳になるまでに受ける場合は、6か月あけて合計2回。15歳になってから始める場合は、1回目の2か月後、そこから4か月後の合計3回
- どちらも、1年以内に終えることが望ましいとされています
副反応
- 接種した場所の痛み、はれ、赤みなどが起こることがあります。頻度は不明ですが、アナフィラキシーなどの重い副反応が起こることもあります
- 接種後に生じた症状として報告があったのは、接種1万人あたり、9価ワクチンで約4人(医師や企業が重篤と判断したのは約2人)、2価または4価ワクチンで約9人(同じく約5人)でした(因果関係がわからないものもふくむ、2024年9月末時点)

プレ男15歳までに始めると2回ですむんだね。住んでいる区の助成を調べてみよう。
国内外の動き
東京都によると、HPVワクチンは世界148か国で公的接種の対象になっていて(2025年2月時点)、そのうち59か国では男性も対象です。日本でも、男性を定期接種に加えることが厚生労働省で検討されています(男性へのHPVワクチンは定期接種になる?)。
HPVワクチン全体はHPVワクチン、男性の尖圭コンジローマの動きは尖圭コンジローマの動き(2024年)を見てください。
まとめ
- 男性のHPVワクチンは、肛門がん・尖圭コンジローマの原因となるHPVの予防に。女性を守ることにも
- 男性に承認されているのは4価と9価。定期接種ではなく自己負担
- 東京都は区市町村の費用助成を2024年度から補助。住んでいる区市町村に確認を
- 9価は15歳までに始めれば2回で完了
参考文献
- 東京都保健医療局. HPVワクチンの男性への接種について(2026年7月10日更新). https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/info/hpv/hpvdansei (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。
