尖圭コンジローマの動き(2024年、国の分析):男性はゆるやかに増え、定点あたり4.37(2000年は2.80)。女性はほぼ横ばいで2.14。10代後半の男性は2024年に増加。HPVワクチンで防げる病気
尖圭コンジローマの最近の動きについて、国立健康危機管理研究機構の「尖圭コンジローマの発生動向、2024年」(2026年4月28日掲載)をもとにまとめました。尖圭コンジローマはHPV(6型、11型など)が原因で性器などにイボができる病気で、全国の約1,000の定点医療機関から報告されています。定点あたりの報告数は、男性は2005年をピークにへったあと、2012年以降は増えたりへったりしながらゆるやかに増え、2024年は4.37でした。女性は2016年以降ほぼ横ばいで、2024年は2.14でした。男性は20代〜30代前半が多く、10代後半は2024年に増えました。尖圭コンジローマはHPVワクチンで予防できる病気です。

プレ男尖圭コンジローマって、男性でふえてるって本当?

メル美HPVワクチンで防げる病気なんだよね。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、尖圭コンジローマの最近の動きの話です。国立健康危機管理研究機構(国立感染症研究所 応用疫学研究センターなど)の「尖圭コンジローマの発生動向、2024年」(2025年11月15日現在、2026年4月28日掲載)をもとにまとめました。
尖圭コンジローマとは
分析によると、尖圭コンジローマはHPV(ヒトパピローマウイルス)の6型、11型などが原因で、性器などに盛り上がったイボができる病気です。全国の都道府県が指定した性感染症定点医療機関(1,000弱)から、医師が特徴的なイボ(淡紅色や褐色の、乳頭状・鶏のとさか状のもの)で診断した人が、月ごとに報告されています。
男性はゆるやかに増え、女性はほぼ横ばい
1つの定点医療機関あたりの報告数(定点あたり報告数)は、
| 年 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 2000年 | 2.80 | 2.28 |
| 2005年 | 4.08 | 3.22 |
| 2012年 | 3.21 | 2.42 |
| 2019年 | 4.18 | 2.19 |
| 2023年 | 4.42 | 2.31 |
| 2024年 | 4.37 | 2.14 |
でした。
- 男性は2005年をピークにへったあと、2012年以降は増えたりへったりしながら、ゆるやかに増えています
- 女性は2005年をピークにへり、2016年以降はおおむね横ばいです

尖圭コンジローマの定点あたり報告数は、男性で2012年以降ゆるやかに増え、2024年は4.37でした。尖圭コンジローマはHPVワクチンで予防できる病気です。
年齢別では
- 男性は、20代から30代前半が多くなっています。20代は2012〜2013年ごろから、40代は2000年から、50代前半は2013年から、ゆるやかに増えています。10代後半は2020年以降ほぼ横ばいでしたが、2024年は増えました
- 女性は、20代、とくに20代前半が多くなっています。10代後半〜20代前半は2019年以降増えていましたが、2024年はへりました
HPVワクチンで防げる
分析は、尖圭コンジローマはHPVワクチンで予防できる病気で、海外にはHPVワクチンの効果を見るのに尖圭コンジローマの動きを使っている国もあるとしています。また、若い男性へのHPVワクチンの費用の助成を始めた自治体もあることから、今後も動きを見ていくことが大切だとしています。

プレ男男性もHPVワクチンで防げるんだね。男性の定期接種の話も進んでいるって聞いたよ。
尖圭コンジローマそのものは尖圭コンジローマってどんな病気?、男性のHPVワクチンは男性へのHPVワクチンは定期接種になる?、クラミジアの動きは性器クラミジアの動き(2024年)を見てください。
まとめ
- 尖圭コンジローマはHPV6型・11型などが原因のイボ
- 男性は2012年以降ゆるやかに増加(2024年は定点あたり4.37)、女性はほぼ横ばい(2.14)
- 男性は20代〜30代前半が多く、10代後半は2024年に増加
- HPVワクチンで予防できる病気
参考文献
- 国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所 応用疫学研究センターほか. 尖圭コンジローマの発生動向、2024年(2025年11月15日現在、2026年4月28日掲載). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/target-diseases/condyloma-acuminatum/2024/20260428Condyloma_acuminatum.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。
