基礎知識2026年10月12日

性器クラミジアの動き(2024年、国の分析):2016年から増えていたが、2024年は男女ともに減少。それでも2010年代より高い水準。2023年の10代後半の増加は「憂慮すべき状況」

性器クラミジア感染症の最近の動きについて、国立健康危機管理研究機構の「性器クラミジア感染症の発生動向、2024年」(2026年4月28日掲載)をもとにまとめました。性器クラミジアは全国の約1,000の定点医療機関から報告されています。定点あたりの報告数は男女とも2016年から増えていましたが、2024年は減りました。年齢別では、男性は20代(2019年以降は20代前半)、女性は20代前半がいちばん多くなっています。20代は2024年に減少から横ばいになったものの、2010年代より高い水準が続いていて、2023年に見られた10代後半の増加は「憂慮すべき状況」とされています。コンドームの適切な使用をふくむ性教育や、パートナーの検査・治療が大切です。

目次
  1. どうやって数えている?
  2. 2024年は男女とも減少
  3. 10代後半と、若い人の「割合」
  4. 大切なこと
  5. まとめ

プレ男クラミジアって、いちばん多い性感染症なんだよね。最近はふえてるの?

メル美10代でもふえているって聞いたことがあるよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、性器クラミジア感染症の最近の動きの話です。国立健康危機管理研究機構(国立感染症研究所 応用疫学研究センターなど)の「性器クラミジア感染症の発生動向、2024年」(2025年11月15日現在、2026年4月28日掲載)をもとにまとめました。

どうやって数えている?

性器クラミジア感染症は、全国の都道府県が指定した性感染症定点医療機関(2007年以降1,000弱でほぼ横ばい)から、月ごとに報告されています。そのため、数字は「全部の患者数」ではなく、1つの定点医療機関あたりの報告数(定点あたり報告数)の変化で見ます。

2024年は男女とも減少

分析によると、

性器クラミジアは2024年に男女とも減りましたが、20代では2010年代より高い水準が続いています。2023年に見られた10代後半の増加は「憂慮すべき状況」とされています。

10代後半と、若い人の「割合」

大切なこと

分析は、国の「性感染症に関する特定感染症予防指針」にあるように、

が重要だとしています。

プレ男クラミジアは症状がないことも多いんだよね。パートナーといっしょに検査と治療を受けることが大事なんだな。

クラミジアそのものはクラミジア、10代の性感染症の数字は10代の性感染症、パートナーへの伝え方は性感染症と診断されたら、パートナーにどう伝える?を見てください。

淋菌感染症の動きは、淋菌感染症の動き(2024年、国の分析)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所 応用疫学研究センターほか. 性器クラミジア感染症の発生動向、2024年(2025年11月15日現在、2026年4月28日掲載). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/target-diseases/chlamydia-std/2024/20260428GenitalChlamydia.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。