基礎知識2026年10月10日

数字で見る日本の性感染症(2024年):いちばん多いのはクラミジア。女性のクラミジアと梅毒は20〜24歳が最多で、約3人に1人以上。梅毒は2013年の約12倍。男性の梅毒は20代から50代まで幅広い

日本の性感染症は、どの年代・どの性別に多いのでしょうか。厚生労働省の「性感染症報告数」(感染症発生動向調査、2024年)によると、全国約980の医療機関からの報告(定点報告)で、いちばん多いのは性器クラミジア感染症の29,806件。女性のクラミジアは20〜24歳が36.7%を占め、15〜29歳で約4分の3です。全数報告の梅毒は14,829件で、2013年の約12倍。女性の梅毒は20〜24歳が最多(36.6%)、男性は25〜54歳に広くみられます。

目次
  1. 数字を見る前に:2つの報告のしかた
  2. 2024年の報告数
  3. 年齢で見ると
  4. 推移で見ると
  5. 数字から考えたいこと
  6. まとめ

プレ男性病って、実際どれくらいの人がかかってるの?年齢によってちがうのかな。

メル美若い人に多いって聞くけど、数字で見てみたいな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、数字で見る日本の性感染症(2024年)です。厚生労働省の「性感染症報告数」(感染症発生動向調査をもとにまとめたもの、2004〜2024年)の表を読んでまとめました。

数字を見る前に:2つの報告のしかた

2024年の報告数

病気 2024年の報告数 男性 女性
性器クラミジア感染症(定点) 29,806 14,851 14,955
性器ヘルペス(定点) 10,010 3,862 6,148
淋菌感染症(定点) 8,791 6,562 2,229
尖圭コンジローマ(定点) 6,387 4,288 2,099
梅毒(全数) 14,829 9,504 5,324

※梅毒は性別不明の報告があるため、男女の合計が総数と一致しません(表の注による)

メル美定点報告は一部の医療機関の数だから、実際にはもっと多いってことだよね。

年齢で見ると

クラミジア

梅毒

(更新)国立健康危機管理研究機構の「感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要」(2025年4月2日現在)では、2024年の先天梅毒の届出は、四半期ごとに8・6・9・7例で、合わせて30例でした。0〜4歳の報告数(30件)と同じ数ですが、2つの表は集計の時点がちがい、一人ひとりを結びつけて確かめたものではありません。

女性のクラミジアと梅毒は、20〜24歳がいちばん多い年代です。症状がなくても、年1回など定期的な検査を。男性の梅毒は20代から50代まで幅広く、年齢に関係なく注意が必要です。

50歳以上の数字は50代・60代以上の性感染症、10代の数字は10代の性感染症にまとめています。国の性感染症対策の方針は、国の性感染症対策が改正(2025年11月)を見てください。届出でどんなことが報告されるかは、梅毒やHIVと診断されたら、どこかに報告される?にまとめています。

推移で見ると

最新の速報は、性感染症の速報の記事にまとめています。

数字から考えたいこと

まとめ


参考文献

  1. 厚生労働省. 性感染症報告数(2004年〜2024年、感染症発生動向調査事業年報のデータをもとにまとめたもの:性別にみた性感染症報告数の年次推移、年齢(5歳階級)別にみた性感染症報告数の年次推移). https://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0411-1.html (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所. 感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要(2025年4月2日現在、PDF). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/target-diseases/syphilis/notification/syphilis2025q1.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。