病気の解説2026年9月29日

骨盤内炎症性疾患(PID)とは?下腹部の痛みや熱。クラミジアや淋菌が子宮の奥まで広がると、不妊や子宮外妊娠の原因に

クラミジアや淋菌などが、子宮の入り口から子宮・卵管・おなかの中へと広がって起こるのが骨盤内炎症性疾患(PID)です。症状が軽い・ないことも多い一方、米国CDCによると、PIDになった女性の8人に1人は妊娠しにくくなるといいます。症状、治療、パートナーのこと、予防をまとめました。

目次
  1. どんな病気?
  2. 症状:軽い・ないことも多い
  3. 放っておくと、どうなる?
  4. 治療
  5. パートナーも、検査と治療を
  6. 予防
  7. まとめ

メル美最近、下腹部がずっと痛くて、エッチのときも痛いの。生理痛とはちょっと違う気がする…。

プレ男心配だね。性感染症のこともあるかもしれないし、2人で一緒に調べよう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、女性の骨盤内炎症性疾患(PID)の話です。あまり聞きなれない名前ですが、将来、妊娠できるかどうかにも関わる、大事な病気です。

どんな病気?

メル美入り口の感染が、奥まで広がっちゃうんだ…。

症状:軽い・ないことも多い

CDCがあげている、気をつけたい症状です。

ただし、CDCは、PIDは症状が軽かったり、はっきりしなかったり、まったくなかったりすることが多いとしています。そして、症状が軽くても、不妊の原因になりうると注意しています。

症状から自分で病名を決めることはできません。気になる症状があれば、婦人科を受診しましょう。

下腹部の痛みには、PID以外にもいろいろな原因があります(下腹部(骨盤)の痛み)。

放っておくと、どうなる?

治療

パートナーも、検査と治療を

プレ男オレも検査に行くよ。症状がなくても、うつってるかもしれないもんね。

予防

PIDは、症状が軽くても不妊の原因になることがあります。クラミジアや淋菌を早く見つけて治すことが、いちばんの予防です。

まとめ


参考文献

  1. Centers for Disease Control and Prevention. Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021: Pelvic Inflammatory Disease (PID). https://www.cdc.gov/std/treatment-guidelines/pid.htm (閲覧日:2026年9月29日)
  2. Centers for Disease Control and Prevention. About Pelvic Inflammatory Disease (PID). https://www.cdc.gov/pid/about/index.html (閲覧日:2026年9月29日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。