症状から調べる2026年10月10日

下腹部(骨盤)の痛み:便秘、膀胱炎、性感染症、生理痛、子宮内膜症など原因はいろいろ。妊娠の可能性、おりものの変化や出血、高い熱があるときは早めに。強い痛みや気が遠くなるときはすぐ救急へ

下腹部の痛みは、原因がとても多い症状です。英国NHSによると、便秘や過敏性腸症候群、膀胱炎などの尿路感染症、性感染症がよくある原因で、女性では生理痛、卵巣のう腫、子宮内膜症、妊娠に関係する痛みも多く、まれに子宮外妊娠や骨盤内炎症性疾患などのこともあります。男性では、鼠径ヘルニアや前立腺炎などが原因になります。自己判断せず、痛みが続くときは受診を。妊娠の可能性、いつもとちがうおりものや出血、高い熱があるときは早めに相談し、強い痛みや気が遠くなるときは救急へ。

目次
  1. どんな痛み?
  2. よくある原因
  3. 受診の目安
  4. 治療
  5. まとめ

メル美生理でもないのに、下腹がずっと重く痛いの。性病のこともあるのかな。

プレ男男でも下腹が痛くなることってあるよね。何が原因なんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、下腹部(骨盤)の痛みの話です。英国NHSの資料をもとにまとめました。原因がとても多い症状なので、自己判断せずに受診することが大切です。

どんな痛み?

NHSによると、骨盤の痛みは、下腹部の一部、腰、または全体に出て、いろいろな痛み方があります。

急に強く起こる痛みと、6か月以上続く痛み(慢性骨盤痛)があります。

よくある原因

NHSによると、骨盤の痛みは誰にでも起こり、よくある原因として次のものがあります。

虫垂炎や腹膜炎など、手術が必要な重い病気のこともあります。

女性に多い原因

生理と生理のまんなかに片側が痛むときは、排卵痛のこともあります。

男性に多い原因

プレ男便秘から性感染症、子宮外妊娠まで……。だから自己判断しちゃいけないんだね。

受診の目安

受診したいとき

NHSは、次のようなときは受診するようすすめています。

早めに相談したいとき

骨盤の痛みに加えて、次のようなときは、早めに医療機関に相談しましょう。

下腹部の痛みに、気が遠くなる、肩の先の痛み、強い痛みが加わったら、すぐに救急車を。妊娠の可能性があるときは、子宮外妊娠のこともあります。

すぐに救急車(119)を呼んでほしいとき

NHSは、骨盤の痛みに加えて次のようなときは、すぐに救急をすすめています。自分で運転して行かないでください。

治療

半年以上続き、立っていると悪くなる骨盤の痛みについては、骨盤うっ血症候群も見てください。

まとめ


参考文献

  1. NHS. Pelvic pain. https://www.nhs.uk/symptoms/pelvic-pain/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。