基礎知識2026年10月10日

国の性感染症対策が改正(2025年11月):性感染症は「性的接触のあるすべての人」の健康問題に。梅毒・先天梅毒の増加、性風俗やMSMなどへの配慮、妊娠を望む女性のパートナーも予防を——国の「特定感染症予防指針」の主な改正点

国は「性感染症に関する特定感染症予防指針」で、性感染症対策の方向を決めています。厚生労働省の通知(2025年11月10日)によると、この指針が改正され、性感染症は「生殖年齢にある男女を中心とした」問題から「性的接触のある全ての人々における」健康問題と改められました。梅毒について、性風俗に関わる人の報告が多い一方で個人間の接触などでも広がる可能性があること、先天梅毒の増加、妊娠を希望する女性だけでなくパートナーも性感染症の予防に気をつけることなどが加えられました。

目次
  1. 予防指針とは
  2. 主な改正点
  3. わたしたちにできること
  4. まとめ

メル美梅毒がこんなに増えてるけど、国はどんな対策をしてるんだろう。

プレ男「若い人の問題」って思われがちだけど、どうなんだろうね。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、国の性感染症対策の方針の話です。厚生労働省は「性感染症に関する特定感染症予防指針」で、国・自治体・医療・教育・NGOなどが一緒に進める性感染症対策の方向を決めています。この指針が2025年11月10日に改正されました。厚生労働省の通知(感感発1110第4号)をもとに、主な改正点をまとめました。

予防指針とは

厚生労働省の通知によると、

主な改正点

1. 「性的接触のあるすべての人」の問題に

プレ男年齢や性別に関係なく、性的接触があれば、だれにとっても自分ごとってことだね。

年齢別の数字は、10代の性感染症や50代・60代以上の性感染症にまとめています。

2. 梅毒と先天梅毒

3. とくに配慮が必要な人たち

4. 予防と啓発

国の方針でも、性感染症は「性的接触のあるすべての人」の問題とされました。妊娠を考えるときは、パートナーも一緒に検査を。だれかを責めるのではなく、みんなで予防することが大切です。

5. 実態の把握と医療

わたしたちにできること

同じ2025年11月に改正されたエイズ予防指針については、国のエイズ対策が改正(2025年11月)にまとめています。

まとめ


参考文献

  1. 厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部感染症対策課長. 性感染症に関する特定感染症予防指針の一部改正について(感感発1110第4号、令和7年11月10日、PDF、日本性感染症学会ウェブサイト掲載). https://jssti.jp/pdf/koufu_tokuteikansensyouyobousisin_ichibukaisei_251110.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 性感染症に関する特定感染症予防指針(平成12年厚生省告示第15号、令和7年11月10日一部改正、全文、PDF、日本性感染症学会ウェブサイト掲載). https://jssti.jp/pdf/zenbun_tokuteikansensyouyobousisin_251110.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。