性風俗で働く人へ2026年10月10日

梅毒の届出と性風俗のデータ(2025年〜2026年第1四半期):届け出られた男性の約4割に直近6か月の性風俗の利用歴、女性の約3割に従事歴。働く人も利用する人も、定期的な検査とコンドームを

梅毒の届出には、2019年から、直近6か月以内の性風俗産業の従事歴・利用歴をたずねる項目があります。国立健康危機管理研究機構の「感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要」(2026年4月1日現在)によると、2025年〜2026年第1四半期に届け出られた男性の35〜39%に性風俗の利用歴が、女性の30〜37%に従事歴がありました。また、女性の異性間の届出では、症状のない「無症候」が約3〜4割を占めています。働く人も利用する人も、定期的な検査とコンドームが大切です。

目次
  1. 届出の数
  2. 性風俗の従事歴・利用歴(直近6か月以内)
  3. 症状のない梅毒も多い
  4. 働く人へ
  5. 利用する人へ
  6. まとめ

メル美梅毒が増えてるって聞くけど、どんな人が多いのか、データでわかるのかな。

プレ男お店を利用した人や、働いている人に多いって聞いたことがあるけど……。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、梅毒の届出と性風俗のデータの話です。国立健康危機管理研究機構(国立感染症研究所)の「感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要」(2026年4月1日現在)の表を読んでまとめました。このデータは、誰かを責めるためではなく、検査や予防が必要な場所を知るためのものです。

届出の数

性風俗の従事歴・利用歴(直近6か月以内)

届出の表によると、

2025年第1〜第4四半期 2026年第1四半期
男性:利用歴あり 35〜39% 38%
男性:従事歴あり 2% 2%
女性:従事歴あり 30〜37% 30%
女性:利用歴あり 1〜3% 2%

プレ男届け出られた男性の4割近くに、利用した経験があるんだ……。利用する側も、他人事じゃないね。

症状のない梅毒も多い

届出の表で、感染経路が「異性間」の女性をみると、

また、先天梅毒(お母さんから赤ちゃんへの感染)の届出も、2025年の各四半期に6〜13件、2026年第1四半期に10件ありました(妊娠と梅毒)。

梅毒は、症状がなくてもうつることがあります。お店で働く人も、利用する人も、定期的な検査とコンドームを。陽性でもあせらず、治療すれば治る病気です。

働く人へ

利用する人へ

まとめ


参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所. 感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要(2026年4月1日現在、PDF). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/target-diseases/syphilis/notification/syphilis2026q1.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。