基礎知識2026年10月10日

都道府県別にみた梅毒(2025年〜2026年第1四半期):届出の約4分の1が東京都。人口あたりでも東京都が全国平均の約2倍。大阪府・福岡県・佐賀県も多い。でも、どこに住んでいても検査は大切

梅毒の届出は、地域によって差があります。国立健康危機管理研究機構の「感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要」(2026年4月1日現在)によると、2026年第1四半期の届出2,549件のうち614件(24.1%)が東京都で、人口100万人あたりでは東京都43.7、佐賀県32.0、大阪府31.3、福岡県30.0と、全国(20.2)より多くなっています。2025年の四半期ごとの届出を合計すると、東京都3,376件、大阪府1,712件でした。どこに住んでいても、心当たりがあれば検査を。

目次
  1. 数字を見る前に
  2. 2026年第1四半期(1〜3月ごろ)
  3. 2025年の四半期ごとの届出の合計
  4. 数字の読み方で気をつけたいこと
  5. どこに住んでいても、検査を
  6. まとめ

プレ男梅毒って、東京に多いって聞いたけど、本当なのかな。

メル美人口が多いから数が多いだけじゃないの?人口あたりで比べるとどうなんだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、都道府県別にみた梅毒の話です。国立健康危機管理研究機構(国立感染症研究所)の「感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要」(2026年4月1日現在)の表をもとにまとめました。どこが多いかを知るのは、地域を責めるためではなく、検査や予防が必要な場所を知るためです。

数字を見る前に

2026年第1四半期(1〜3月ごろ)

資料の表によると、2026年第1四半期(第1〜13週)の届出は全国で2,549件、人口100万人あたり20.2でした。

都道府県 届出数 人口100万人あたり
東京都 614件 43.7
佐賀県 26件 32.0
大阪府 277件 31.3
福岡県 154件 30.0
熊本県 40件 23.0
愛知県 169件 22.4
北海道 113件 21.6
(全国) 2,549件 20.2

(人口100万人あたりが多い順に、全国を上回る都道府県の一部)

メル美人口あたりでも、東京は全国の約2倍なんだ。佐賀県や福岡県も多いんだね。

2025年の四半期ごとの届出の合計

資料の表1(2025年第1〜第4四半期)を合計すると、

(更新)次の報告(2026年7月1日現在)では、全国の届出数は、2025年第2四半期が3,747→3,748件、第3四半期が3,594→3,596件、第4四半期が2,997→2,999件と少しふえ、2026年第1四半期は2,549→2,660件にふえていました(遅れて届いた報告がふくまれるため)。都道府県ごとの数の変化は確認していません。直近の四半期の数は、あとからふえることがあります。

数字の読み方で気をつけたいこと

梅毒は全国で報告されています。数の多い少ないにかかわらず、心当たりがあれば検査を。症状がなくても、血液検査でわかります。

どこに住んでいても、検査を

年齢別の数字は、梅毒は何歳に多い?(2025年の届出)にまとめています。

東京都の2025年の内訳は、東京都の梅毒(2025年)を見てください。

大阪府の梅毒と妊娠中の梅毒は、大阪府の梅毒(2025年)を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所. 感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要(2026年4月1日現在、PDF)(表1、表2). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/target-diseases/syphilis/notification/syphilis2026q1.pdf (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所. 感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要(2026年7月1日現在、PDF). https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/target-diseases/syphilis/notification/syphilis2026q2.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。