基礎知識2026年10月12日

梅毒は何歳に多い?(2025年の届出):女性は20〜24歳が35%で、15〜29歳で3分の2。男性は20代から60歳以上まで、どの年代も1割前後と幅広い。60歳以上の男性も12%

2025年に届け出られた梅毒を、年齢別に見てみました。国立健康危機管理研究機構の「感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要(2026年4月1日現在)」の性別・年齢の表から、2025年の4つの四半期を合計すると、女性5,016件のうち20〜24歳が34.6%ともっとも多く、15〜29歳で65.6%をしめていました。一方、男性8,646件は、20代から60歳以上まで、どの年代も10〜12%前後と幅広く分かれていて、60歳以上も12.0%(1,036件)ありました。年齢にかかわらず、心当たりがあれば検査が大切です。

目次
  1. 女性:20〜24歳が35%
  2. 男性:20代から60歳以上まで幅広い
  3. 生まれたばかりの赤ちゃんも
  4. まとめ

プレ男梅毒って、若い人の病気ってイメージがあるけど、実際はどうなんだろう。

メル美男性と女性で、多い年代がちがうって聞いたことがあるよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、2025年に届け出られた梅毒の年齢の話です。国立健康危機管理研究機構の「感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要(2026年4月1日現在)」の「性別年齢分布:四半期毎」の表から、2025年の4つの四半期を合計しました。

女性:20〜24歳が35%

年齢 女性(件) 割合
15〜19歳 440 8.8%
20〜24歳 1,737 34.6%
25〜29歳 1,116 22.2%
30〜34歳 487 9.7%
35〜39歳 308 6.1%
40〜49歳 451 9.0%
50〜59歳 276 5.5%
60歳以上 180 3.6%
合計 5,016

男性:20代から60歳以上まで幅広い

年齢 男性(件) 割合
15〜19歳 149 1.7%
20〜24歳 929 10.7%
25〜29歳 1,063 12.3%
30〜34歳 1,009 11.7%
35〜39歳 898 10.4%
40〜44歳 957 11.1%
45〜49歳 979 11.3%
50〜54歳 941 10.9%
55〜59歳 663 7.7%
60歳以上 1,036 12.0%
合計 8,646

梅毒の届出は、女性は20代前半、男性は20代から60歳以上まで幅広い年代に見られます。年齢にかかわらず、心当たりがあれば検査を受けてください。

プレ男男性は若い人だけじゃなくて、60歳以上も1割以上いるんだね。

生まれたばかりの赤ちゃんも

表では、0歳の届出も、男女あわせて38件ありました(先天梅毒などがふくまれると考えられます)。先天梅毒については先天梅毒を見てください。

(更新)同じ資料(2026年4月1日現在)の先天梅毒の表では、2025年の先天梅毒の届出は四半期ごとに9・13・11・6例で、合わせて39例でした。0歳の38件と近い数ですが、表どうしは一人ひとりを結びつけたものではなく、年齢の表には年齢不明などがふくまれないため、0歳の全員が先天梅毒かどうかは確認できません。

ほかの性感染症の年齢の数字は数字で見る日本の性感染症(2024年)、50歳以上は50代・60代以上の性感染症、症状のない梅毒については症状がないのに梅毒(無症候梅毒)を見てください。

ヨーロッパの梅毒の男女・年齢のちがいは、ヨーロッパの梅毒と淋菌、だれに多い?(ECDC、2024年)にまとめています。2026年4〜6月の数字は、2026年4〜6月の梅毒は2,950件を見てください。

まとめ


参考文献

  1. 国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所. 感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要(2026年4月1日現在、PDF)表3 性別年齢分布:四半期毎. https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/target-diseases/syphilis/notification/syphilis2026q1.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。