予防2026年10月12日

男性へのHPVワクチンは定期接種になる?(2026年7月の国の検討):9価ワクチンは2025年8月に男性への接種が承認。定期接種にするかは費用対効果などで検討が続いている

男性へのHPVワクチンの定期接種化について、厚生労働省の「ワクチン評価に関する小委員会」(2026年7月22日)の資料をもとにまとめました。男性への接種は、4価ワクチンが2020年、9価ワクチンが2025年8月に承認され、9価ワクチンの男性への効能は肛門がんとその前の段階の病変、尖圭コンジローマの予防です(9歳以上15歳未満は2回または3回、15歳以上は3回)。国は定期接種にするかどうかを検討していて、安全性は一定程度のエビデンスがあると整理された一方、費用対効果については、承認された病気だけを考えると課題があるとされ、検討が続いています。いまは男性は任意接種です。

目次
  1. 男性への接種の承認
  2. 定期接種にするかどうかの検討
  3. 費用対効果の分析
  4. まとめ

プレ男HPVワクチンって、男性も無料で受けられるようになるの?

メル美ほかの国では男の子も定期接種になっているって聞いたよ。日本はどうなのかな。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、男性へのHPVワクチンの定期接種化の検討の話です。厚生労働省の厚生科学審議会「ワクチン評価に関する小委員会」(2026年7月22日)の資料「HPVワクチンの男性への接種について」と、同じ日の池田委員の提出資料をもとにまとめました。HPVワクチンそのものについてはHPVワクチンを見てください。

男性への接種の承認

資料によると、

定期接種にするかどうかの検討

資料によると、

9価HPVワクチンは、2025年8月に男性への接種が承認されました。定期接種にするかどうかは、国で検討が続いていて、いまは男性は任意接種です。

費用対効果の分析

池田委員の資料では、9価ワクチンを男性に2回接種した場合の費用対効果を試算しています。

プレ男男性が受けると、自分だけじゃなくパートナーを守ることにもつながるかもしれないんだね。

尖圭コンジローマについては尖圭コンジローマってどんな病気?、女性の接種率はHPVワクチンを1回でも受けた人はどのくらい?を見てください。

男性の尖圭コンジローマの最近の動きは、尖圭コンジローマの動き(2024年、国の分析)を見てください。

東京都での男性への接種の助成の取り組みは、東京都で男性がHPVワクチンを受けるにはを見てください。

まとめ


参考文献

  1. 厚生労働省. 第35回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会 資料3-1「HPVワクチンの男性への接種について」(2026年7月22日、PDF). https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001726448.pdf (閲覧日:2026年10月12日)
  2. 厚生労働省. 同 資料3-2 池田委員提出資料「HPVワクチンの男性接種に関する費用対効果分析について」(2026年7月22日、PDF). https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001726207.pdf (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。