男磨きOWNER'S MANUAL

PART 06 / OUTFITDOC. M-06-48

スーツのズボンの折り目(センタープリーツ)が、雨で消えたウールの折り目は水でほどける「水素結合」で作られていて、雨や汗、座る・歩くでも自然にあまくなる。雨にぬれても霧を吹いてつるすと戻る「シロセット加工」もある【東京都クリーニング生活衛生同業組合】

PART06 服DATE2026年10月22日
SOURCES1 件CHECK医師 監修

東京都クリーニング生活衛生同業組合によると、ウールのスーツのズボンの折り目は、ゲリラ豪雨などでぬれると消えてしまうことがあります。アイロンで折り目をつけるしくみは、ウールや綿の分子の「水素結合」が水でほどけ、乾くとまた結びつく性質を利用したもので、ぬれれば折り目はリセットされます。雨だけでなく、汗、イスに座る、歩くことでも折り目は自然にあまくなります。ほかに、パーマの原理を使いウールの折り目を形状記憶させる「シロセット加工」、樹脂を裏にぬる「リントラク加工」があり、クリーニング店で加工を頼めることもあります。

目次
  1. 雨でぬれると、折り目がリセットされる
  2. アイロンの折り目は「水素結合」でできている
  3. 雨にぬれても戻る「シロセット加工」
  4. 樹脂をぬる「リントラク加工」
  5. 加工していない折り目は、自然にあまくなる
  6. まとめ

プレ男外回りでゲリラ豪雨。乾いたら、ズボンのピシッとした折り目が消えてた…。

メル美雨で折り目が消えちゃうの?どうしてだろう。

こんにちは、Dr. Taro です。 スーツのズボンのセンタープリーツ(折り目)は、きちんと感を出してくれます。今回は、折り目ができるしくみと、消えてしまう理由を、東京都クリーニング生活衛生同業組合の「プリーツ(折り目)のメカニズムとは」をもとにまとめました。

雨でぬれると、折り目がリセットされる

アイロンの折り目は「水素結合」でできている

折り目のつけ方は、おもに3つあります。

  1. プレス(熱)仕上げだけ
  2. シロセット加工
  3. リントラク加工

プレス(熱)仕上げのしくみ

どれくらいの水分が必要?

繊維には、気温20度・湿度65%のときに吸う水分の量を公式に決めた「公定水分率」があります。

繊維 公定水分率
ウール(羊毛) 15%
綿 8.5%
ポリエステル 0.4%

この公定水分率より多い水分を与えることで、水素結合による折り目の効果が得られる、とされています。

プレ男水でほどけて、乾くと結びつく。だから雨で消えて、アイロンでつけられるのか。

雨にぬれても戻る「シロセット加工」

樹脂をぬる「リントラク加工」

アイロンでつけた折り目は、水でほどける結びつきでできているので、雨や汗でぬれると消えてしまいます。シロセット加工なら、ぬれても霧を吹いてつるすと戻るとされています。

加工していない折り目は、自然にあまくなる

雨のしずくによる輪ジミは雨のしずくでスラックスに輪ジミ、スーツのテカリや型くずれはスーツにリュック、シャツのシワのしくみはスーツやシャツのシワはなぜできる?へ。

プレ男外回りが多いから、次のクリーニングで加工できるか聞いてみるよ。

メル美座ったり歩いたりするだけでも、折り目はあまくなっていくんだね。

まとめ


参考文献

  1. 東京都クリーニング生活衛生同業組合. プリーツ(折り目)のメカニズムとは. https://www.tokyo929.or.jp/column/color_process/post_79.php (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。