ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】細胞の「ごみ処理」には目じるしがある:分解するタンパク質に「死のキス」=ユビキチンをつけ、分解装置プロテアソームへ。細胞分裂、DNAの修理、免疫を支えるしくみ(2004年ノーベル化学賞)

細胞は、タンパク質をつくるだけでなく、ものすごい速さで分解もしています。でも、タンパク質を「こわす」ほうに注目する研究者は多くありませんでした。2004年のノーベル化学賞は、1980年代はじめに、細胞がタンパク質を選んで分解するしくみを発見した、チカノーバー博士、ハーシュコ博士、ローズ博士に贈られました。分解するタンパク質には「ユビキチン」という目じるし(死のキス)がつき、細胞のごみ処理装置「プロテアソーム」で細かく切られます。細胞分裂、DNAの修理、新しいタンパク質の品質管理、免疫などを支えるしくみです。

目次
  1. 「つくる」より「こわす」に注目した3人
  2. 「死のキス」と「ごみ処理装置」
  3. 何を支えている?
  4. つながるテクノロジー
  5. まとめ

プレ男細胞の中にも「ごみ処理」があるの?

メル美しかも、こわすタンパク質には「目じるし」がつくんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回はユビキチンです。2004年のノーベル化学賞の発表をもとにまとめました。

「つくる」より「こわす」に注目した3人

「死のキス」と「ごみ処理装置」

プレ男目じるしは使い回しなのか。エコだね!

何を支えている?

ユビキチンによる分解は、細胞の大切な働きを調節しています。

分解がうまくいかないと、病気になることがあります。発表では、子宮頸がんや嚢胞性線維症が例にあげられ、このしくみの知識を、薬の開発に生かせる可能性があるとしています(2004年当時)。

細胞が酸素の量を感じるしくみでも、酸素が十分なときにHIF-1αにユビキチンがつき、プロテアソームで分解されます(細胞はどうやって「酸素が足りない」と気づく?)。

細胞は、分解するタンパク質にユビキチンという目じるしをつけ、ごみ処理装置プロテアソームで分解します。細胞分裂やDNAの修理、免疫などを支えるしくみです。

つながるテクノロジー

プレ男「こわす」ことも、「つくる」ことと同じくらい大事なんだね。

メル美みんなが注目しないところに、大発見があったんだね。

DNAの傷を直す修理のしくみは、DNAは毎日こわれているへ。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Chemistry 2004. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2004/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。