ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】ドキッとしたとき、細胞はどうやってアドレナリンを受けとる?細胞の表面の「受容体」。細胞の壁を7回ぬうように通るセンサーで、光・におい・味も感じる。薬の約半分がここに働く(2012年ノーベル化学賞)

暗い夜道で人影が近づくと、心臓がドキドキします。ホルモンのアドレナリンが心臓を速く打たせるのですが、細胞はどうやってホルモンを受けとっているのでしょうか。2012年のノーベル化学賞は、細胞の表面にある「Gタンパク質共役受容体」のしくみを明らかにした、レフコウィッツ博士とコビルカ博士に贈られました。アドレナリンの受容体は、目で光をとらえる受容体とよく似ていて、細胞の壁を7回ぬうように通る、同じ形の仲間が約1,000種類もあることがわかりました。光、におい、味、ドーパミンやセロトニンなどを受けとり、薬の約半分がこの受容体を通して働いています。

目次
  1. 細胞は、どうやってまわりを感じる?
  2. 放射線の目じるしで受容体を見つける
  3. 目の受容体とそっくりだった
  4. 約1,000種類の仲間、薬の約半分
  5. つながるテクノロジー
  6. まとめ

プレ男好きな子にとつぜん話しかけられて、心臓がドキドキした!これってアドレナリン?

メル美心臓の細胞がアドレナリンを受けとるしくみも、ノーベル賞の研究なんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は細胞の表面の受容体です。2012年のノーベル化学賞の発表と一般向け解説をもとにまとめました。

細胞は、どうやってまわりを感じる?

放射線の目じるしで受容体を見つける

目の受容体とそっくりだった

プレ男ドキドキのセンサーと、光のセンサーが親せきだったのか!

約1,000種類の仲間、薬の約半分

細胞の表面には、細胞の壁を7回通る形の受容体の仲間が約1,000種類あり、光、におい、味、ホルモンなどを受けとっています。薬の約半分は、この受容体を通して効いています。

つながるテクノロジー

プレ男ドキドキも、においも、光も、細胞の表面のセンサーが受けとってたんだね。

メル美薬の半分がここに効くって、すごく大事なセンサーなんだね。

ホルモンや信号物質を細胞から送りだす「宅配便」は、細胞の中の「宅配便」へ。

同じ仲間のセンサーでにおいを感じるしくみは、約1万種類のにおいを、どうかぎ分ける?へ。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Chemistry 2012. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2012/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. The Royal Swedish Academy of Sciences. Popular information: The Nobel Prize in Chemistry 2012 (PDF). https://www.nobelprize.org/uploads/2018/06/popular-chemistryprize2012.pdf (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。