ガジェット2026年10月5日

【テクノロジー解説】電子顕微鏡ってなに?光のかわりに電子を使って、目に見えない小さな世界を写す。1933年に初号機、原子1個ずつ見る顕微鏡も。凍らせて生命の分子を見る「クライオ電顕」まで(ノーベル物理学賞1986・化学賞2017)

ふつうの顕微鏡(光学顕微鏡)は光でものを見ますが、電子顕微鏡は「電子」を使い、はるかに小さなものを見ることができます。1986年のノーベル物理学賞は、磁石のコイルを電子の「レンズ」にして1933年に最初の電子顕微鏡をつくったルスカ博士と、針で表面を原子1個ずつたどる走査型トンネル顕微鏡をつくったビーニッヒ博士・ローラー博士に贈られました。2017年のノーベル化学賞は、生体分子を急速に凍らせて、自然な形のまま見る「クライオ電子顕微鏡」を開発した3人に。薬剤耐性のたんぱく質やジカウイルスの表面まで見えるようになりました。

目次
  1. 光のかわりに「電子」で見る
  2. 原子1個ずつ「なぞる」顕微鏡
  3. 生命の分子を「凍らせて」見る:クライオ電子顕微鏡
  4. つながる技術
  5. まとめ

プレ男理科の時間の顕微鏡で、細胞は見えたけど、ウイルスとかたんぱく質はどうやって見てるの?

メル美「電子顕微鏡」っていうのがあるんだよね。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は電子顕微鏡です。1986年ノーベル物理学賞と2017年ノーベル化学賞の公式発表をもとにまとめました。

光のかわりに「電子」で見る

1986年のノーベル賞の発表によると、

原子1個ずつ「なぞる」顕微鏡

プレ男先っぽが原子1個の針で、原子の凸凹をなぞる…想像を超えてる!

生命の分子を「凍らせて」見る:クライオ電子顕微鏡

2017年のノーベル化学賞の発表によると、

電子顕微鏡は、光のかわりに電子を使って、目に見えない小さな世界を写します。生体分子を急速に凍らせて見るクライオ電子顕微鏡で、たんぱく質やウイルスの形まで見えるようになりました。

つながる技術

プレ男「見えない」を「見える」にする技術が、薬の開発まで支えてるんだね。

メル美水を一瞬で凍らせて見るって、発想がおもしろい!

生きた細胞の中のタンパク質を光らせて見る技術は、光るクラゲのタンパク質「GFP」へ。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Physics 1986. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/physics/1986/press-release/ (閲覧日:2026年10月5日)
  2. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Chemistry 2017. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2017/press-release/ (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。