ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】細胞の中の「宅配便」:インスリンや脳の信号物質を小さな袋(小胞)につめ、決まった場所へ決まったタイミングで届ける。ファスナーのようにくっつくタンパク質と、カルシウムの合図(2013年ノーベル生理学・医学賞)

細胞は、インスリンなどのホルモンや、神経から神経へ信号を伝える物質をつくって送りだす工場です。これらは「小胞」という小さな袋につめられ、細胞の中を運ばれます。2013年のノーベル生理学・医学賞は、この荷物が正しい場所に正しいタイミングで届くしくみを明らかにした3人に贈られました。シェックマン博士は酵母で運送に必要な遺伝子を、ロスマン博士は小胞と届け先がファスナーのようにくっつくタンパク質を、ズードフ博士は神経でカルシウムの合図によって荷物がすばやく放出されるしくみを発見しました。

目次
  1. 細胞は、ものをつくって送りだす工場
  2. 3人がそれぞれ見つけたこと
  3. 病気との関係
  4. つながるテクノロジー
  5. まとめ

プレ男細胞の中にも「物流」があるの?

メル美小さな袋に荷物をつめて、決まった場所に届ける「宅配便」があるんだって。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は細胞の中の運送のしくみ(小胞輸送)です。2013年のノーベル生理学・医学賞の発表をもとにまとめました。

細胞は、ものをつくって送りだす工場

3人がそれぞれ見つけたこと

シェックマン博士:運送に必要な遺伝子(酵母)

ロスマン博士:ファスナーのようにくっつくタンパク質

プレ男宛先が合わないとファスナーが閉まらない、ってことか!

ズードフ博士:カルシウムの合図で、すばやく放出

病気との関係

細胞は、インスリンや神経伝達物質を小胞という袋につめ、ファスナーのようにくっつくタンパク質で正しい場所へ、カルシウムの合図で正しいタイミングで届けています。

つながるテクノロジー

プレ男細胞の中の物流システム、宅配便の会社よりしっかりしてるかも。

メル美酵母と人で同じしくみなのもおもしろいね。

水やイオンが細胞の膜を通る「門」は、細胞の「水だけ通す門」アクアポリンへ。

タンパク質の行き先を決める「あて名」は、タンパク質には「郵便番号」がついているへ。

まとめ


参考文献

  1. The Nobel Assembly at Karolinska Institutet. Press release: The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2013. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2013/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。