ガジェット2026年10月10日

【テクノロジー解説】細胞の「水だけ通す門」アクアポリン:腎臓は1日に約170Lの原尿から水をとりもどし、尿は約1Lに。神経の電気信号を生むイオンの通り道も、原子のレベルで見えた(2003年ノーベル化学賞)

人の体の約70%は塩水です。細胞は、水や塩(イオン)をどうやって出し入れしているのでしょうか。2003年のノーベル化学賞は、細胞の膜にある「通り道」を明らかにした2人に贈られました。アグレ博士は1988年、水だけを通すタンパク質を見つけ、「アクアポリン(水の穴)」と名づけました。腎臓では、1日に約170Lつくられる原尿の水の多くが、アクアポリンを通って血液にもどり、最終的に尿は1日約1Lになります。マキノン博士は1998年、カリウムイオンの通り道の立体構造を示し、神経の電気信号が生まれるしくみの理解を進めました。

目次
  1. 体の約70%は塩水
  2. 水だけを通す門「アクアポリン」
  3. なぜ水だけが通れる?
  4. 腎臓で大活躍
  5. もう1つの通り道「イオンチャネル」
  6. つながるテクノロジー
  7. まとめ

プレ男水を飲むと、体のすみずみまで行きわたるのはなんで?細胞には「ドア」でもあるの?

メル美水だけを通す「門」があるんだって。ノーベル賞の発見だよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回は細胞の膜の通り道です。2003年のノーベル化学賞の発表と一般向け解説をもとにまとめました。

体の約70%は塩水

水だけを通す門「アクアポリン」

なぜ水だけが通れる?

プレ男水は通すけど、イオンは門前ばらい。かしこい門だね!

腎臓で大活躍

もう1つの通り道「イオンチャネル」

アクアポリンは、細胞の膜にある水だけを通す門です。腎臓では1日約170Lの原尿から水をとりもどし、尿は約1Lになります。イオンの通り道の構造も原子のレベルで明らかになりました。

つながるテクノロジー

プレ男170Lが1Lになるなんて、腎臓のリサイクル力すごい。

メル美赤血球の研究から、大発見につながったんだね。

細胞のエネルギー通貨をつくる回転モーターは、細胞のエネルギー通貨「ATP」をつくる回転モーターへ。

まとめ


参考文献

  1. The Royal Swedish Academy of Sciences. Press release: The Nobel Prize in Chemistry 2003. NobelPrize.org. https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2003/press-release/ (閲覧日:2026年10月10日)
  2. NobelPrize.org. The Nobel Prize in Chemistry 2003 — Popular information. https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2003/popular-information/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。