テレワーク中、会社のパソコンに「ウイルス感染」の偽警告。自分で解決しようと電話して遠隔操作されると、情報漏えいとして会社が対外発表することも。一人で判断せず、システム管理者か上司に連絡を【IPA】
会社や組織のパソコンにも、ブラウザに偽のセキュリティ警告が出て電話をかけさせる「サポート詐欺」の被害が出ています。IPA(情報処理推進機構)によると、テレワークで同僚や上司、システム管理者が近くにいないため、自分で解決しようとして被害にあうことも一因とみられます。電話をかけて遠隔操作されると、パソコンに機密情報や個人情報があれば、情報漏えい事故として調査や対外発表が必要になることがあります。電話をしなかった、電話をしても遠隔操作を許可しなかった場合は、情報漏えいの懸念はないとされています。警告が出たら一人で判断せず、会社のルールに従ってシステム管理者か上司に連絡しましょう。

プレ男在宅勤務中、会社のパソコンに「トロイの木馬に感染しました」って警告と大きな音!会社に知られる前に、表示された番号に電話して直してもらおうかな…。

メル美電話はだめ!IPAは、一人で判断せずにシステム管理者か上司に連絡して、って呼びかけてるよ。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は会社のパソコンに出た偽のセキュリティ警告です。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の安心相談窓口だより「会社や組織のパソコンにセキュリティ警告が出たら、管理者に連絡!」(2023年7月11日)をもとにまとめました。
どんな手口?
- ネットを見ているときに、ブラウザに本物に見せかけたセキュリティ警告が出て、電話をかけるよう誘導されます(サポート詐欺)
- 電話をすると、オペレーターにパソコンを遠隔操作され、有料のサポート契約と支払いに誘導されます
- IPAへの偽セキュリティ警告の相談は、2022年に年間2,365件と過去最多で、2023年5月には月間446件と過去最高になりました。会社や組織からの相談も寄せられています
会社のパソコンだと何が起きる?
- テレワークで、同僚や上司、システム管理者が近くにいないため、自分で解決しようとして被害にあうことも一因と考えられています
- 電話をかけて遠隔操作されると、パソコンに機密情報や個人情報があった場合、情報漏えい事故として対応が必要か判断・調査を迫られます。その結果、情報漏えい事故として対外発表したケースも出ています
分かれ目は「遠隔操作されたかどうか」
| 対応 | 情報漏えいの懸念 |
|---|---|
| 不審に思って電話をしなかった | なし |
| 電話をかけたが、遠隔操作の前に不審に思って切った | なし |
| 電話をかけて遠隔操作を許可してしまった | 心配がある |

プレ男自分でこっそり直そうとするのが、いちばん危ないのか。
社員・職員がすること
- 警告が出たら、自分一人で判断せず、会社・組織の対応ルールに従い、落ち着いてシステム管理者(または上司)に連絡する
- 画面に表示された電話番号に電話しない
- システム管理者や上司の許可なく、相手からの遠隔操作の要求を許可しない。とくに、パソコンの異常に対処するというサポート名目の誘いに注意
管理者がすること
- 社内で偽セキュリティ警告の手口を周知・研修する
- パソコンに異常があったときの対応ルールを決めて徹底する。とくに、テレワーク中の異常の連絡と、管理者の許可なく業務用パソコンを第三者に遠隔操作させないことを徹底する

会社のパソコンにセキュリティ警告が出たら、表示された番号には電話せず、一人で判断しないで、システム管理者か上司に連絡しましょう。
画面全体が操作できなくなる手口はパソコンの画面全体に偽のメッセージ、ブラウザの偽警告は「ウイルスに感染しました!今すぐ電話を」は偽物へ。

プレ男電話はしないで、すぐ情報システム部に連絡する。会社の対応ルールも確認しておこう。

メル美知らせるのは恥ずかしいことじゃないよ。
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まとめ
- 会社のパソコンでもサポート詐欺の被害。テレワークで一人で解決しようとするのも一因
- 遠隔操作されると、情報漏えい事故として調査や対外発表が必要になることも
- 電話しない、遠隔操作を許可しない、システム管理者か上司に連絡
- 管理者は周知・研修と対応ルールの徹底を
参考文献
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA). 会社や組織のパソコンにセキュリティ警告が出たら、管理者に連絡!(安心相談窓口だより、2023年7月11日). https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2023/mgdayori20230711.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。