大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

眼鏡をかけ、ほおづえをついてこちらを見る男性の白黒の肖像写真

竹久夢二「宵待草(よいまちぐさ)」「まてどくらせどこぬひとを 宵待草のやるせなさ こよひは月もでぬさうな」。たった3行の、来ない人を待つ歌。夢二の作詞で、大正7年(1918年)ごろから大流行した

No.0702026年10月10日

「夢二式美人」とよばれる美人画で知られる画家・詩人の竹久夢二。国立国会図書館によると、その作詞による「宵待草」は、大正7年(1918年)以降に流行しました。1913年に出た夢二の絵入り小唄集『どんたく』には、「まてどくらせどこぬひとを/宵待草のやるせなさ/こよひは月もでぬさうな。」という3行がおさめられています。待っても待っても来ない人を思う、短い歌のことばを、青空文庫の『どんたく』で読みます。

目次
  1. プロフィール
  2. 「宵待草」のことば(『どんたく』より)
  3. 夢二ってどんな人?(国立国会図書館より)
  4. 『どんたく』のほかの小唄から
  5. まとめ

メル美待ち合わせしたのに、相手が来ない…。そんな気持ちを3行で書いた、大正時代の歌があるんだって。

プレ男既読がつかないときの気持ちと、ちょっと似てるかも…。

今回は、竹久夢二の「宵待草」です。夢二の絵入り小唄集『どんたく』(1913年、実業之日本社)を、青空文庫(底本:中公文庫『どんたく』)で読みました。夢二については、国立国会図書館「近代日本人の肖像」の解説で確認しました。

プロフィール

作品 「宵待草」(絵入り小唄集『どんたく』所収)
作者 竹久夢二(1884〜1934年。岡山県出身の画家・詩人。本名は茂次郎)
『どんたく』 1913年(大正2年)11月、実業之日本社から発行
流行 国立国会図書館によると、大正7年(1918年)以降、夢二の作詞による「宵待草」が流行した

眼鏡をかけ、ほおづえをついてこちらを見る男性の白黒の肖像写真

竹久夢二。出典:国立国会図書館「近代日本人の肖像」(https://www.ndl.go.jp/portrait/ )

「宵待草」のことば(『どんたく』より)

まてどくらせどこぬひとを
宵待草のやるせなさ

こよひは月もでぬさうな。

プレ男本当に3行だけなんだ!でも、さびしさがすごく伝わってくる。

夢二ってどんな人?(国立国会図書館より)

『どんたく』のほかの小唄から

ふたりはかきぬ。
「しらぬこと」

ふたりはかきぬ。
「よろこび」と

ふたりはかきぬ。
「さよなら」と。

メル美短いことばの中に、出会いから別れまでがつまってるみたい。

国立国会図書館によると、竹久夢二の作詞による「宵待草」は大正7年(1918年)以降に流行しました。『どんたく』には「まてどくらせどこぬひとを 宵待草のやるせなさ」とあります。

まとめ


参考文献

  1. 竹久夢二. どんたく(底本:中公文庫『どんたく』1993年、底本の親本:実業之日本社 1913年). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000212/card1048.html (閲覧日:2026年10月10日)
  2. 国立国会図書館. 近代日本人の肖像「竹久夢二」. https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/6346/ (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。