
プレ男大人になってもニキビができるんだよね…。つぶしちゃダメ?

メル美ニキビって、皮膚科で治療できるんだって。
こんにちは、Dr. Taro です。 ニキビ(医学的には尋常性痤瘡:じんじょうせいざそう)は、皮膚科で治療できる病気です。日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」をもとに、基本をまとめました。
ニキビの2つの段階
- 面皰(めんぽう):毛穴に皮脂などがつまった状態。いわゆる白ニキビ・黒ニキビ
- 炎症性皮疹:赤くはれたニキビや、うみをもったニキビ
ガイドラインで「強く推奨」される塗り薬
- アダパレン0.1%ゲル、過酸化ベンゾイル2.5%ゲルは、面皰にも、炎症性のニキビにも、強く推奨されています
- 炎症が強いときは、これらと抗菌薬を組み合わせることもあります
- どの薬を使うかは、ニキビの状態を見て医師が判断します

プレ男ちゃんと効く塗り薬があるんだ。
保険で使える
- ガイドラインによると、2008年にアダパレンが日本に導入され、面皰の治療が保険診療の中でできるようになり、ニキビの治療は大きく進みました。その後、過酸化ベンゾイルや、2つを合わせた配合薬も使えるようになっています
- 一方、化粧品に入っている成分や、ケミカルピーリングなどは、健康保険がききません
使いはじめの「ヒリヒリ」は、よくあること
- アダパレンでは、海外の報告で、皮むけ・赤み・乾燥が約80%、ヒリヒリ感・かゆみが約20%の人にみられます。ただし、多くは軽い症状で、使うのをやめるほどになることはほとんどないとされています
- 過酸化ベンゾイルでも、塗った場所の赤みや皮むけなどがありますが、ガイドラインでは「許容できる範囲」とされています
- 2つを合わせた配合薬は、それぞれ単独よりも皮膚の刺激が出やすいとされています
- 気になる症状が続くときは、自己判断でやめずに、処方した医師に相談しましょう
自分でつぶさない
- ガイドラインでは、医療機関で行う面皰圧出(専用の器具で中身を出す処置)が、選択肢の一つとされています
- 自分で指でつぶすと、炎症が悪化したり、あとが残ることがあります
洗顔は1日2回
- ガイドラインでは、ニキビのある人に1日2回の洗顔が推奨されています
- ゴシゴシこすらず、やさしく洗いましょう
- 日焼け対策は、日焼け止めの選び方と塗り方もどうぞ
まとめ
- ニキビは皮膚科で治療できる病気
- アダパレンや過酸化ベンゾイルの塗り薬が強く推奨
- 自分でつぶさない
- 洗顔は1日2回、やさしく
参考文献
- 日本皮膚科学会. 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023(PDF). https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/zasou2023.pdf (閲覧日:2026年9月27日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。