
プレ男父が「若いころと同じ量しか食べてないのに太る」って言うんだ。年をとると太りやすくなるのって本当?

メル美「代謝が落ちる」ってよく聞くけど、どのくらい落ちるのかな。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、年齢とエネルギー代謝の話です。厚生労働省のe-ヘルスネット「加齢とエネルギー代謝」(2019年6月5日更新)をもとにまとめました。1日に使うエネルギーの内訳は1日に使うエネルギーは「基礎代謝6割」の記事にまとめています。
年齢とともに基礎代謝は下がる
- 一般に、年齢とともに基礎代謝量は下がります
- 主な理由は、筋肉などの脂肪以外の組織(除脂肪量)が減ることです。これは、体を動かすときに使うエネルギーが減ることにもつながります
どのくらいちがう?
- 食事摂取基準2015年版の基礎代謝基準値をもとにすると、体重70kgの男性の基礎代謝量の推定値は、
| 年代 | 基礎代謝量の推定値 |
|---|---|
| 20歳代 | 1,680kcal/日 |
| 50歳代 | 1,505kcal/日 |
- 1日でおよそ175kcalの差になります

プレ男同じ体重でも、20代と50代で1日175kcalもちがうんだ。同じ量を食べていたら、そのぶん余るってことか。
なぜ下がる?
- 体の組織ごとに、安静時に使うエネルギーは大きくちがいます。臓器は高く、脂肪組織は低く、骨格筋はその中間です
- 脂肪は年齢とともにたまる傾向にありますが、代謝率が低いので、基礎代謝を大きく増やしません
- 年齢による基礎代謝の低下は、骨格筋の量が減ることが主な理由です。ただし、それだけでは説明がつかず、臓器の代謝率の低下もほかの要因と考えられています
1日の消費エネルギーも下がる
- 1日のエネルギー消費量(体重あたり)も、20歳以降、年齢とともに減っていきます
- その理由は、筋肉や臓器の減少や代謝率の低下に加えて、体を動かす量の減少もひとつと考えられています
体を動かすことが大切
- 体を活発に動かすことは、エネルギー消費を高く保つことに加えて、筋肉量の減少を遅らせることにもつながり、年齢にともなう消費エネルギーの低下を防ぐことにつながります

年齢とともに基礎代謝量が下がる主な理由は、筋肉などの減少です。体を活発に動かすことは、エネルギー消費を高く保つだけでなく、筋肉量の減少を遅らせることにもつながります。

メル美食べる量を見直すだけじゃなくて、ふだんから体を動かして筋肉を保つことも大事なんだね。
まとめ
- 年齢とともに基礎代謝量は下がる。主な理由は筋肉などの減少
- 体重70kgの男性で、20歳代1,680kcal・50歳代1,505kcal、1日約175kcalの差
- 脂肪は増えても代謝率が低く、基礎代謝はあまり増えない
- 1日の消費エネルギーも、体を動かす量の減少などで下がる
- 体を動かすことで、消費エネルギーを保ち、筋肉の減少を遅らせる
参考文献
- 厚生労働省 e-ヘルスネット. 加齢とエネルギー代謝(最終更新日:2019年6月5日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/food/e-07-002.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。