ガジェット2026年10月6日

【テクノロジー解説】AIが考古学を変えた:ナスカの地上絵は約100年で430点、AIを使って半年で303点ふえた。火山で炭になった2000年前の巻物は、開かずにX線とAIで最初から最後まで読めた【PNAS・ベスビオ・チャレンジ】

AIは、考古学の発見のスピードを大きく変えています。山形大学などのチームは、ナスカの地上絵の空撮画像をAIで調べ、約1世紀かけて見つかっていた430点の具象の地上絵に対し、わずか半年の現地調査で新たに303点を確認しました(2024年、米国科学アカデミー紀要)。西暦79年のヴェスヴィオ火山の噴火で炭になったヘルクラネウムの巻物は、開くとくずれてしまうため読めませんでしたが、X線CTと機械学習でインクを浮かびあがらせ、2023年に最初の文章を、2026年には1巻を最初から最後まで読むことに成功しました。

目次
  1. 1. ナスカの地上絵:約100年で430点 → AIで半年に303点
  2. 2. ヘルクラネウムの巻物:炭になった2000年前の本を「開かずに」読む
  3. AIは「人の代わり」ではなく「人を助ける」
  4. AIつながり
  5. まとめ

プレ男考古学って、地道に土を掘るイメージ。AIなんて使うの?

メル美ナスカの地上絵がAIでたくさん見つかったってニュース、見たことあるよ。

こんにちは、Dr. Taro です。 「テクノロジー解説」、今回はAIで進んだ考古学です。ナスカの地上絵の論文(米国科学アカデミー紀要、2024年)と、ヘルクラネウムの巻物を読むプロジェクト「ベスビオ・チャレンジ」の公式発表をもとにまとめました。

1. ナスカの地上絵:約100年で430点 → AIで半年に303点

見つけるのがむずかしい「小さな地上絵」

AIが候補をしぼり、人が現地で確かめる

プレ男100年で430点だったのが、半年で303点!AIが「ここを見て」って教えてくれたんだね。

数がふえて、地上絵の「目的」も見えてきた

2. ヘルクラネウムの巻物:炭になった2000年前の本を「開かずに」読む

開けばくずれる、600巻以上の巻物

X線CT + AIで、インクを浮かびあがらせる

2023年:はじめて文章が読めた

2026年:1巻を最初から最後まで

AIは、ナスカの空撮画像から地上絵の候補をしぼりこみ、半年の現地調査で303点の発見につながりました。炭になった2000年前の巻物も、X線CTと機械学習で、開かずに読めるようになりました。

AIは「人の代わり」ではなく「人を助ける」

AIつながり

プレ男2000年前の哲学者の言葉を、AIのおかげで読めるなんてロマンがある!

メル美最後は人が確かめる、っていうのが大事なんだね。

4万年前の骨からDNAを読む技術は、4万年前の骨からDNAを読むへ。

まとめ


参考文献

  1. Sakai M, Sakurai A, Lu S, et al. AI-accelerated Nazca survey nearly doubles the number of known figurative geoglyphs and sheds light on their purpose. Proc Natl Acad Sci U S A. 2024;121(40):e2407652121. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11459208/ (閲覧日:2026年10月6日)
  2. Vesuvius Challenge. Vesuvius Challenge 2023 Grand Prize awarded: we can read the first scroll!(2024年2月). https://scrollprize.org/grandprize (閲覧日:2026年10月6日)
  3. Vesuvius Challenge. We read an entire scroll — without ever opening it(2026年6月25日). https://scrollprize.org/firstscroll (閲覧日:2026年10月6日)
  4. Vesuvius Challenge. 公式サイト トップページ. https://scrollprize.org/ (閲覧日:2026年10月6日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。