大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

芥川龍之介『秋』同じ人を好きになった姉妹。姉は妹のために身を引いて別の人と結婚した——はずだった。1年後、妹夫婦の家に泊まった夜、月の庭で何が?すれちがう幌俥の「秋——」まで

No.0722026年10月12日

芥川龍之介の短編『秋』(大正9年)。才媛の信子は、作家志望の従兄・俊吉と結婚するとだれもが思っていましたが、卒業すると突然、大阪の会社員と結婚します。妹の照子も俊吉を好きだと知り、身を引いたのでした。照子は「御姉様の犠牲」に涙の手紙を書きます。けれど信子の結婚は、ほんとうに妹のための犠牲だったのか。1年後、東京で妹夫婦の新居をたずね、俊吉と月の庭に出た翌朝、照子は泣きながら「御姉様は何故昨夜も——」と言います。帰りの幌俥で俊吉とすれちがう信子の胸にうかぶ「秋——」の一語まで、青空文庫の原文で紹介します。

目次
  1. 才媛の信子と、従兄の俊吉
  2. 突然の結婚と、妹の手紙
  3. 小さなすれちがいの新婚生活
  4. 1年後、妹夫婦の家で
  5. 「御姉様は何故昨夜も——」
  6. すれちがう幌俥と「秋——」
  7. まとめ

メル美芥川龍之介って、『羅生門』とか『蜘蛛の糸』のイメージだけど、恋愛の話も書いているの?

プレ男『秋』は、姉妹と、ひとりの男の人の話なんだって。

今回は、芥川龍之介の短編『秋』です。青空文庫の原文(底本:『現代日本文学大系43 芥川龍之介集』筑摩書房)で読みました。作品の末尾には「大正九年三月」とあります。

才媛の信子と、従兄の俊吉

突然の結婚と、妹の手紙

プレ男妹のために身を引いた…のに、自分でもそれが本当かわからないんだね。

小さなすれちがいの新婚生活

1年後、妹夫婦の家で

メル美何かが起きたわけじゃない。でも、照子はひとりで待っていたんだね…。

「御姉様は何故昨夜も——」

すれちがう幌俥と「秋——」

『秋』の信子は、妹のために身を引いて結婚したと思われていましたが、作品は「彼女の結婚は果して妹の想像通り、全然犠牲的なそれであらうか」と問いかけています。

まとめ


参考文献

  1. 芥川龍之介. 秋(底本:『現代日本文学大系43 芥川龍之介集』筑摩書房). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card16.html (閲覧日:2026年10月12日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。