大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

樋口一葉『十三夜(じゅうさんや)』「今宵限り原田へ帰らぬ決心で出て参りました」。夫の冷たさにたえかねて実家にもどったお関。父は「同じく不運に泣くほどならば、原田の妻で大泣きに泣け」。帰りの人力車を引いていたのは、昔思いを寄せた幼なじみだった

No.0672026年10月10日

樋口一葉の小説『十三夜』(1895年「文藝倶樂部」閨秀小説号)。旧暦の十三夜の月の夜、原田勇の妻お関は、幼い息子の太郎を寝かしつけたまま、離縁を決めて実家にもどります。けれども父は、太郎のこと、弟の勤め口のことを語り、「涙は各自に分て泣かうぞ」と、原田の家へ帰るよう説きます。その帰り道、お関を乗せた人力車の車夫は、思いがけない人でした。青空文庫の原文で、あらすじを紹介します。

目次
  1. プロフィール
  2. 上:「今宵限り原田へ帰らぬ決心で」
  3. 父の言葉:「原田の妻で大泣きに泣け」
  4. 下:帰りの人力車
  5. 別れ:「其人は東へ、此人は南へ」
  6. まとめ

メル美樋口一葉の『十三夜』って、お月見の夜に、結婚生活につかれた女の人が実家に帰る話なんだって。

プレ男130年前の話なのに、なんだかいまでもありそう…。

今回は、樋口一葉の小説『十三夜(じゅうさんや)』です。青空文庫の原文(底本:新潮文庫『にごりえ・たけくらべ』)で読みました。読みは青空文庫の図書カードによります。

プロフィール

作品 『十三夜(じゅうさんや)』
作者 樋口一葉
発表 1895年(明治28年)12月10日、「文藝倶樂部・臨時増刊閨秀小説」(博文館)
主な人物 お関(阿関)(原田勇の妻、斎藤主計の娘)、原田勇(お関の夫)、太郎(お関の息子)、お関の父母と弟亥之助、録之助(小川町の煙草屋の息子だった男)
構成 「上」(実家での話)と「下」(帰り道)

上:「今宵限り原田へ帰らぬ決心で」

プレ男召使いの前でばかにされて、何日も帰ってこないなんて…。そりゃつらいよ。

父の言葉:「原田の妻で大泣きに泣け」

下:帰りの人力車

メル美おたがいに、言葉にしなかった初恋だったんだね…。

別れ:「其人は東へ、此人は南へ」

樋口一葉の『十三夜』で、父はお関に「同じく不運に泣くほどならば原田の妻で大泣きに泣け」「涙は各自に分て泣かうぞ」と語り、原田の家へ帰るよう説きました。

まとめ


参考文献

  1. 樋口一葉. 十三夜(底本:『にごりえ・たけくらべ』新潮文庫). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000064/card56040.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。