大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

樋口一葉『わかれ道(わかれみち)』毎晩、窓をたたいてやってくる16歳の傘屋の吉と、姉のようにやさしい20すぎの仕立物屋のお京。大みそかの前の夜、お京は「明日、引っ越すよ」と告げる。「お京さん後生だから此肩の手を放しておくんなさい」

No.0692026年10月10日

樋口一葉の短編『わかれ道』(1896年1月4日「国民之友」)。町内で持てあまされている16歳の傘屋の小僧・吉三は、毎晩のように、裏長屋で仕立物をしているお京の窓をたたきに来ます。お京は、吉を弟のようにかわいがっていました。ところが12月30日の夜、お京は「明日、引っ越すよ。いい運が馬車に乗って迎えに来た」と言いだします。その「いい運」とは——。青空文庫の原文で、あらすじを紹介します。

目次
  1. プロフィール
  2. 上:窓をたたく吉
  3. 下:12月30日の夜
  4. 「後生だから此肩の手を放しておくんなさい」
  5. まとめ

メル美樋口一葉の『わかれ道』は、年のはなれた男の子と女の人の、姉弟みたいな関係の話なんだって。

プレ男題名からして、さびしい終わり方っぽいね…。

今回は、樋口一葉の短編『わかれ道(わかれみち)』です。青空文庫の原文(底本:新潮文庫『にごりえ・たけくらべ』)で読みました。読みと初出は、青空文庫の図書カードによります。

プロフィール

作品 『わかれ道(わかれみち)』
作者 樋口一葉
初出 「国民之友」277号、1896年(明治29年)1月4日
主な人物 吉三(吉)(傘屋の小僧、16歳)、お京(仕立物をして暮らす20すぎの女性)
構成 「上」「下」の2つ

上:窓をたたく吉

プレ男吉にとってお京さんは、たったひとり、やさしくしてくれるお姉さんみたいな人なんだね。

下:12月30日の夜

「後生だから此肩の手を放しておくんなさい」

メル美お京さんにも、生きていくための事情があったんだよね。どちらも悪くないのに、道がわかれてしまう…。

樋口一葉の『わかれ道』は、お京に「私は本当に兄弟とばかり思ふのだもの」とだきとめられた吉が、「お京さん後生だから此肩の手を放しておくんなさい」と言う場面で終わります。

まとめ


参考文献

  1. 樋口一葉. わかれ道(初出「国民之友」277号、1896年1月4日。底本:新潮文庫『にごりえ・たけくらべ』). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000064/card56889.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。