大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

樋口一葉『にごりえ』新開地の店「菊の井」の売れっ子お力。「泥の中の蓮とやら」——明るくふるまう女が、ひとりの客にだけ打ち明けた本音。落ちぶれた元なじみ源七と、その妻子の暮らし

No.0532026年10月5日

樋口一葉の短編『にごりえ』(1895年「文芸倶楽部」9月号初出)。新開地の銘酒屋「菊の井」でいちばんの人気者お力は、客の前では明るく陽気ですが、ある雨の日に知り合った結城朝之助にだけ、「出鱈目のお世辞をも言はねばならず」とつらい本音を打ち明けます。いっぽう、かつてのなじみ客で、いまは落ちぶれた元布団屋の源七は、妻お初と幼い太吉郎と長屋で暮らしています。盆が明けたころ、新開の町から棺が2つ出ていきました。青空文庫の原文から紹介します。

目次
  1. 作品と作家
  2. お力:菊の井の売れっ子
  3. 結城朝之助にだけ見せた本音
  4. 源七とお初と太吉郎
  5. 盆のあとの、2つの棺
  6. まとめ

メル美樋口一葉って、『たけくらべ』の作者だよね。『にごりえ』も有名なんだって。

プレ男「にごりえ」って、にごった入り江?どんな話なんだろう。

今回は、樋口一葉の短編『にごりえ』です。青空文庫の原文(底本:新潮文庫『にごりえ・たけくらべ』)で読みました。最後は悲しい結末をむかえる作品です。

作品と作家

作品 『にごりえ』
作者 樋口一葉(1872年5月2日〜1896年11月23日)
初出 「文芸倶楽部」1895年(明治28年)9月号
構成 一〜八の8つの章
舞台 新しくひらけた町(新開)の、銘酒屋「菊の井」と、町はずれの長屋

お力:菊の井の売れっ子

結城朝之助にだけ見せた本音

プレ男いつも陽気なお力が、ほんとうはこんなにつらかったなんて…。

源七とお初と太吉郎

メル美いちばんかわいそうなのは、お初さんと太吉郎くんかもしれない…。

盆のあとの、2つの棺

樋口一葉の『にごりえ』は、1895年(明治28年)9月の「文芸倶楽部」に発表されました。一葉はその翌年、1896年11月23日に亡くなっています。

まとめ


参考文献

  1. 樋口一葉. にごりえ(初出:「文芸倶楽部」1895年9月号。底本:にごりえ・たけくらべ、新潮文庫). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000064/card56042.html (閲覧日:2026年10月5日)
  2. 青空文庫. 作家別作品リスト:樋口一葉(生年・没年). https://www.aozora.gr.jp/index_pages/person64.html (閲覧日:2026年10月5日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。