幽々奇譚A Nocturnal Field Guide

Ghost StoriesNo.056

岡本綺堂『番町皿屋敷』割れば手討ちになる家宝の皿。腰元のお菊は、それをわざと割った。主人・青山播磨の心がかわっていないか、たしかめるために——皿屋敷の怪談を、恋の物語として書いた小説

皿屋敷の怪談。岡本綺堂の小説『番町皿屋敷』では、これが悲しい恋の物語になっています。番町に屋敷をかまえる旗本・青山播磨と、腰元のお菊は恋仲でした。ところが播磨に縁談が持ちこまれ、お菊の心はゆれます。青山家には、10枚そろった高麗皿をすべて割ると家がほろび、1枚でも割った家来は手討ちになるという掟がありました。お菊はその皿を、わざと割ってしまいます。青空文庫の原文で、あらすじを紹介します。

2026年10月10日

目次
  1. 主な人物
  2. あらすじ1:恋と縁談
  3. あらすじ2:十枚の高麗皿
  4. あらすじ3:わざと割った皿
  5. 皿ではなく、心を
  6. 井戸から立つすがた
  7. まとめ

プレ男「一枚、二枚……一枚たりない」って、井戸から出てくる幽霊の話だよね。こわい!

メル美岡本綺堂の小説『番町皿屋敷』では、それが、せつない恋の話になってるんだって。

今回は、岡本綺堂の小説『番町皿屋敷(ばんちょうさらやしき)』です。青空文庫の本文(底本:『怪奇・伝奇時代小説選集13 四谷怪談 他8編』)で読みました。読みは青空文庫の図書カードによります。

※この話には、人が手討ち(斬られて)になる場面、切腹の場面があります。この記事では、くわしい描写はひかえています。

主な人物

青山播磨 番町に屋敷をもつ、七百石の旗本。旗本の集まり「白柄組」(かしらは水野十郎左衛門)の一人で、町奴(町人の侠客)とけんかばかりしている
お菊 四谷生まれの腰元。播磨のそば近くに仕える
十太夫 青山家の用人
真弓 播磨の伯母。播磨に結婚をすすめている

あらすじ1:恋と縁談

あらすじ2:十枚の高麗皿

あらすじ3:わざと割った皿

プレ男家宝の皿を割っても許してくれるか、試したんだ…。

皿ではなく、心を

井戸から立つすがた

メル美こわい幽霊じゃなくて、うらんでいない、きれいな顔の幽霊…。かなしい恋の話だね。

岡本綺堂の『番町皿屋敷』で、播磨が切腹を決めた夜に見たお菊の幽霊は、怨みも妬みも呪いも知らないような、美しい清らかな顔をしていました。

まとめ


参考文献

  1. 岡本綺堂. 番町皿屋敷(底本:『怪奇・伝奇時代小説選集13 四谷怪談 他8編』). 青空文庫. https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/card45617.html (閲覧日:2026年10月10日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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