
メル美叔母ががんと言われてから、ごはんも食べられないし夜も眠れないみたいなの。どう声をかけたらいいんだろう。

プレ男ぼくも、もし自分がそう言われたら、頭が真っ白になると思う。
こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、がんと告げられたときのこころの話です。厚生労働省のe-ヘルスネット「がんとこころ」(2025年7月1日更新)をもとにまとめました。
告知のあとのこころの動き
- がんと告げられたとき、誰もが非常に大きな衝撃を受け、動揺し、混乱するといわれています
- 気持ちが不安定になり、体にも食欲不振や不眠などが出る時期が、1〜2週間続く人が多いと報告されています
- 多くの人は、その時期を過ぎると少しずつ日常を取り戻し、現実の問題に向き合って、困難を乗り越えようとする力がだんだんわいてくるとされています
- ただ、強い不安や恐怖から、落ちこみや不安が続く人もいます。その場合は、早めに相談してこころのケアを受けることが大切です

メル美告知のあと1〜2週間、食べられない・眠れないのは、多くの人に起こることなんだ。
患者さんの悩みは「不安」が中心
- 2003年に厚生労働省の研究班が行った大きなアンケートでは、「再発・転移の不安」「将来へのばくぜんとした不安」「治療の効果や期間への不安」「治るのか」「副作用・後遺症」などのこころの悩みが、回答全体の48.6%を占めました
- 20年以上たった今も、不安の内訳は大きく変わっていません。変わった点として、治療費などお金の不安が目立つようになっています。2013年の調査では「就労・経済的負担」が11.3%に増えました
- どの情報が正しいかわからない、という不安もあります。悩みは多面的で、自分でも何に困っているのかつかめないこともあります。言葉にしていくうちに輪郭が見えてくることもあるので、まずは誰かに話を聞いてもらうことが役に立ちます
相談できるところ
- 主治医・看護師
- がん相談支援センター(全国のがん診療連携拠点病院などにある):電話や対面で、医療や生活の相談ができます。どこに相談すればよいかわからないときにも役立ちます
- がん情報サービスサポートセンター(国立がん研究センター):がんの情報や心配ごとを電話やチャットで相談できます
- 腫瘍精神科・精神腫瘍科:がんの患者さんのこころを支える専門の医師・看護師・公認心理師がいます
- 患者会・がん患者支援団体:同じ経験をした人どうしで支え合うグループもあります

がんと告げられると、気持ちが不安定になり食欲不振や不眠が出る時期が1〜2週間続く人が多いと報告されています。落ちこみや不安が続くときは、早めに主治医やがん相談支援センターなどに相談しましょう。
- 体に出るうつのサインは体の不調として現れるうつ病、こころの相談先はこころの相談先の記事にまとめています

プレ男がん相談支援センターは、家族でも相談できるんだね。まずは話を聞いてもらうところからだね。
まとめ
- 告知のあと1〜2週間、気持ちが不安定になり食欲や眠りが乱れる人が多い
- 多くの人は少しずつ向き合う力が戻る。落ちこみが続くときは相談を
- 悩みの約半分は不安(再発・将来・治療)。近年はお金の不安も
- まず誰かに話を聞いてもらう
- がん相談支援センター、腫瘍精神科、患者会などに相談できる
参考文献
- 厚生労働省 e-ヘルスネット. がんとこころ(最終更新日:2025年7月1日). https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/heart/k-05-007.html (閲覧日:2026年10月12日)
この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。