大人の教養An Evening of Culture

第一幕Act I — Love & Letters

メリメ『カルメン』セビリアのたばこ工場の前で、アカシアの花を投げつけた女。伍長ホセは彼女を逃がして兵士の道を失い、密輸の仲間になり、人を殺していく。「カルメンはいつまでも自由よ」——処刑を待つ男が語った、恋と破滅の告白

No.1302026年10月22日

フランスの作家プロスペル・メリメの小説『カルメン』。スペインのアンダルシアで古戦場を調べていた語り手は、山の中で、名の知れた山賊ホセ・ナバロに出会います。のちに処刑を待つ牢の中で、ホセは自分の過去を語りはじめます。セビリアのたばこ工場の衛兵だったころ、口にアカシアの花をくわえた女・カルメンが、その花を自分に投げつけたこと。けんかで捕らえた彼女を逃がして罰を受け、彼女のために上官を斬り、密輸と山賊の仲間になったこと。そして最後に、闘牛士ルーカスを愛した彼女を、人けのない谷で——。Project Gutenberg の英訳(メアリー・ロイド訳)で紹介します。

目次
  1. 山の中の見知らぬ男
  2. たばこ工場の前で
  3. 「わざと、うしろにたおれた」
  4. 上官を斬り、山賊に
  5. 闘牛士ルーカス
  6. 人けのない谷で
  7. 第4章
  8. まとめ

プレ男「カルメン」って、情熱的な女の人の代名詞みたいに使われるよね。

メル美もとは小説なんだって。しかも、カルメンを愛した男が、牢の中で語る話なの。

今回は、フランスの作家プロスペル・メリメの小説『カルメン』です。Project Gutenberg にある英訳(メアリー・ロイド訳)で読みました。本文中の「」の言葉は、その英訳をこの記事で日本語にしたものです。

作品の中では、カルメンたちロマの人々を、当時の呼び方で「ジプシー」とよんでいます。この記事でも、作品のことばを紹介するところでは、そのままにしています。

※この作品には、決闘や殺人、恋人を殺す結末がえがかれています。

山の中の見知らぬ男

たばこ工場の前で

メル美出会ったその日に、もう事件を起こしてるんだね…。

「わざと、うしろにたおれた」

上官を斬り、山賊に

プレ男カルメンのために、どんどん後もどりできないところへ行ってしまうんだ。

闘牛士ルーカス

人けのない谷で

第4章

『カルメン』のホセは、最後の谷で「すべては過去のことだ」と言ってやりなおそうとしますが、カルメンは「あなたはまだわたしを愛している。だからわたしを殺したいのよ」と答えます。作品は、それを処刑を待つホセ自身の告白としてえがいています。

まとめ


参考文献

  1. Prosper Mérimée. Carmen(Lady Mary Loyd 訳). Project Gutenberg. https://www.gutenberg.org/ebooks/2465 (閲覧日:2026年10月22日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。