病気の解説2026年9月29日

めずらしい性感染症:痛い潰瘍の「軟性下疳」と、クラミジアの特別な型による「鼠径リンパ肉芽腫(LGV)」。海外での接触や、直腸の症状に注意

性器に痛い潰瘍ができる軟性下疳と、クラミジアの特殊な型(L1〜L3)で起こる鼠径リンパ肉芽腫(LGV)は、どちらもあまり見かけない性感染症です。米国CDCによると、軟性下疳は世界的に減っているもののアフリカの一部やカリブ海地域では起こりうること、LGVは直腸の炎症(血や粘液の混じった分泌物、肛門の痛みなど)として出ることが多いとされます。特徴と、ほかの性感染症の検査が大切な理由をまとめました。

目次
  1. 軟性下疳
  2. 鼠径リンパ肉芽腫(LGV)
  3. 受診するときは
  4. まとめ

プレ男海外旅行から帰ってきて、性器に痛いただれができた…。ヘルペスとか梅毒以外にも、何かあるのかな。

メル美日本ではあまり見ないけど、海外では注意したい性感染症もあるみたい。

こんにちは、Dr. Taro です。 今回は、あまり見かけない性感染症、軟性下疳(なんせいげかん)と鼠径(そけい)リンパ肉芽腫(LGV)です。米国CDCの治療ガイドラインと日本皮膚科学会のQ&Aをもとにまとめました。

軟性下疳

メル美梅毒の潰瘍は痛くないことが多いけど、軟性下疳は痛いんだね。

検査と治療

鼠径リンパ肉芽腫(LGV)

検査と治療

プレ男めずらしい病気だからこそ、海外での心当たりは医師にちゃんと伝えないとね。

受診するときは

軟性下疳やLGVはめずらしい性感染症ですが、海外での接触やアナルセックスの心当たりがあれば、医師に伝えてください。ほかの性感染症の検査も大切です。

まとめ


参考文献

  1. Centers for Disease Control and Prevention. Chancroid. Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021. https://www.cdc.gov/std/treatment-guidelines/chancroid.htm (閲覧日:2026年9月29日)
  2. Centers for Disease Control and Prevention. Lymphogranuloma Venereum (LGV). Sexually Transmitted Infections Treatment Guidelines, 2021. https://www.cdc.gov/std/treatment-guidelines/lgv.htm (閲覧日:2026年9月29日)
  3. 公益社団法人日本皮膚科学会. 皮膚科Q&A 性感染症(Q7 どんな症状で、始まりますか?). https://qa.dermatol.or.jp/qa24/q07.html (閲覧日:2026年9月29日)

この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診断・治療に代わるものではありません。 気になる症状や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。